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東日本大震災:中韓台から義援金続々と

 東日本大震災での東京電力福島第1原発の事故による放射能汚染に各国が懸念を強める一方で、日本の復興を応援しようという動きも世界中で広がり続けている。

 【台北・大谷麻由美、上海・鈴木玲子、ソウル大澤文護】中国や台湾、韓国などでは義援金が記録的なスピードで集まっている。17、18日に被災者支援のチャリティー番組を放送した台湾のテレビ各局には生放送終了後も義援金申し込みが相次ぎ、25日までに計13億353万台湾ドル(約35億6700万円)となった。台湾内政部(内務省)によると、官民あわせた義援金総額は同日までに約23億台湾ドル(約64億円)になった。

 中国では、上海の企業「上海復星集団」が24日、中国紅十字会(赤十字会)を通じて500万元(約6160万円)を寄付した。福島第1原発で復旧作業を続ける作業員たちの姿に感動して決めたという。同社の汪群斌総裁は「自らの命さえもかけて作業を続けている。敬意と感謝を表したい」と話した。

 一方、韓国の大韓赤十字社が受け付けた義援金は24日までに181億8114万ウォン(約13億3000万円)。在韓日本大使館が受け付けた義援金も24日午後までに10億3875万ウォン(約7600万円)に達した。

 韓国ではペ・ヨンジュンさんが10億ウォン(約7300万円)、チェ・ジウさんが2億ウォン(約1500万円)など多くの韓流スターが義援金を寄付。最大財閥のサムスン・グループが6億2000万円相当の救援物資などを送ると発表している。

毎日新聞 2011年3月26日 12時11分

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