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【芸能・社会】宮崎駿「企画間違っていない」 震災にも変更なし2011年3月31日 08時03分 スタジオジブリのアニメ映画最新作「コクリコ坂から」(宮崎吾朗監督、7月16日全国公開)で、手嶌葵が歌う主題歌「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」の発表記者会見が東京都内で開かれ、企画・脚本の宮崎駿監督は東日本大震災を受け「この映画が時代の変化に耐えられるかが、僕らの最大の関心事だったんですが、企画は間違いではなかったと思っています」と語った。震災による内容変更はないという。 今作の舞台は1963年の横浜。港を見下ろす丘の上で毎日信号旗を揚げる高校2年の少女と、海から来る少年の物語で、原作は約30年前の少女漫画。主題歌は30年以上前に森山良子が歌った曲。 駿監督は「ここ2、3年は、ファンタジーを作る時期ではないと模索してきました。はやっているものをやらないのがジブリの誇りでした。不安だけが通奏低音になるような時代に、自分たちは何を作るのか問われていると思う。(今作の)ヒロインの願いや少年の雄々しく生きようという気持ちは、これからの時代にも絶対必要なものだと思います」と語った。 自身の新作の準備も進めていて「等身大の人間が出てくる映画です」。 さらに駿監督は被災地や福島第1原発の最前線で作業する人々へ感謝を述べ「(日本は)多くの困難や苦しみがあっても、もう一度美しい島にしていく努力をするかいがある土地だと思っています」と声を震わせた。 今作のキャッチコピーは「上を向いて歩こう」。決定したのは震災前の昨年12月で、坂本九の歌が本編に登場する。駿監督は「上を―」はあまり好きではなく、吾朗監督も当初「見上げてごらん夜の星を」を使う考えだったが、鈴木敏夫プロデューサーが「九ちゃんっていったら、やっぱり上を向いて歩こうだろう」と決めたという。 (共同)
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