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東電会長「深くおわび」=「誠意もって補償」、人災は否定−社長不在のまま謝罪会見

時事通信 3月30日(水)18時36分配信

 「ご心配、ご迷惑をお掛けし、心から深くおわび申し上げます」―。福島第1原発の放射能漏れ事故をめぐり、東京電力の勝俣恒久会長(71)は30日午後の記者会見で、脇に控えた副社長ら6人とともに5度も頭を下げた。陣頭指揮をとるべき清水正孝社長(66)は前夜に入院し、姿を見せないままだった。
 勝俣会長は冒頭、避難や屋内退避を余儀なくされた原発周辺の住民に対し、「過酷な状況を強いて、本当に申し訳ない」と陳謝。農作物、水道水などへの放射能拡散や度重なる計画停電についても謝罪を繰り返した。
 被害補償に関しては「誠意をもって準備する」「最大限の補償をしたい」と強調する一方、私財を投じるかとの質問が出ると、「プライベートに関しては控えたい」とかわした。
 原子炉からの蒸気放出や海水注入など初動の遅れによる「人災」だったとの指摘には、「対応のまずさは感じなかった。ベストを尽くした」と否定。「現場に電気が来ず、通信もできなかった。今までボタン一つでできたことが、現場まで行って手動でしなければならなかった」と釈明した。
 小柄な勝俣会長は約2時間の会見で自らメモを取り、質問者を見据えて回答を続けた。震災発生時の行動を聞かれた際には、やや慌てた様子を見せ、同社が費用の一部を負担し、マスコミOBと中国に出掛けていたことを認めた。 

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最終更新:3月30日(水)20時27分

時事通信

 

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