原子炉が安全に停止しているとされる福島第二原子力発電所1号機で、30日夕方、タービンのある建物の電気設備から煙が出ているのが見つかりました。煙はまもなく止まり、東京電力は電気設備のトラブルとみて原因を調べています。
東京電力によりますと、30日午後5時50分ごろ、福島第二原発1号機で、タービンのある建物の1階の電気設備に異常が起きたことを示す警報が作動し、社員が確認したところ、屋外の水をくみ上げるポンプのモーターに電気を供給する設備から煙が出ていたということです。モーターの電源を切ったところ、午後6時13分ごろに煙が止まったということで、東京電力は、電気設備のトラブルとみて原因を詳しく調べています。東京電力は、周辺の環境への影響はないとしています。福島第二原発は、福島第一原発からおよそ10キロ南にあり、東京電力は1号機から4号機までのすべての原子炉で温度が100度未満に下がり、安全に停止しているとしています。