仏の原子力企業CEOが来日
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仏の原子力企業CEOが来日

3月30日 20時7分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

深刻な事態が続く福島第一原子力発電所で、高濃度の放射性物質に汚染された水を除去する作業を支援しようと、フランスの原子力企業「アレバ」のトップ、ロベルジョンCEO=最高経営責任者が、30日、専門家チームとともに来日しました。

世界最大規模のフランスの原子力企業「アレバ」のトップ、ロベルジョンCEO=最高経営責任者が、30日午後2時すぎ、専門家チームとともに成田空港に到着しました。そして、NHKの取材に対して、「日本では多くの担当者と面会し、事態を改善するために協力したい」と述べて、福島第一原発の事故の収束に向けて、あらゆる技術的な支援を惜しまない考えを示しました。福島第一原発を巡っては、高濃度の放射性物質で汚染された水が、タービン建屋などあちこちで見つかり、復旧作業を大きく妨げていることから、東京電力や日本政府からの要請を受けて、アレバは、こうした水の除去作業を中心に支援することになっています。ロベルジョンCEOは、東京電力や経済産業省の関係者などと早急に協議したうえで、技術的な支援を始めたい考えです。今回の事故を巡って、世界第2位の原発保有国であるフランスは、すでに放射線を測定する専門の車両や発電機、それに防護服などを日本に送っていますが、原発に詳しい専門家を派遣するのは今回が初めてです。