宮城県出身で、日本人の顔を見つめた多くの彫刻作品などで知られ、戦後を代表する彫刻家として70年以上活動を続けた、佐藤忠良さんが、30日朝、老衰のため、東京都内の自宅で亡くなりました。98歳でした。
佐藤忠良さんは、宮城県の、今の大和町で生まれ、フランスの彫刻家のロダンやマイヨールの影響を受けて、彫刻家を志しました。現在の東京芸術大学の彫刻科を卒業後、素朴な青年を題材に昭和27年に発表した「群馬の人」をはじめ、「常磐の大工」など、日本人の顔を見つめた一連の彫刻作品で高い評価を受けました。その後も、帽子をかぶった若い女性を題材にした作品などを発表して、昭和56年に日本人として初めてパリのロダン美術館で個展を開くなど、戦後の日本を代表する彫刻家として活躍し、90歳を過ぎても創作活動を続けていました。