ボクシングの亀田一家長男でWBA世界バンタム級王者・亀田興毅(24)が29日、東京・新宿ピカデリーで公開中の映画「ザ・ファイター」の上映前にトークショーを行い、映画のPRとともに、東日本大震災被災者の救援活動の一致団結を訴えた。
アカデミー賞の助演男優賞と助演女優賞を受賞した同映画はボクシングを通して家族愛と兄弟愛をテーマにしているが「俺も3兄弟で子供のころから世界王者を目指してきたから共感する部分が多々あった」とか。
亀田興は東日本大震災の被災者支援にも言及し、映画ポスターに毛筆で「絆」の文字を書き入れると、「家族の絆もそうだけど、今、必要なのは人と人の絆。救援活動も自分一人じゃ小さいことしかできないけど、みんなで力を合わせれば大きな力になる。困ったときは、お互いさまやからな」と力説した。
これまでも、救援物資を送ったり、募金活動をするなど積極的に動いている亀田興。5月7日に控える初防衛戦でも「そこで何か考えてるよ」と、さらなる支援を約束していた。 (竹下陽二)
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