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【プロ野球】マー君 練習試合で完封 4・15甲子園で先発だ2011年3月30日 紙面から 楽天の田中が29日、ほっともっと神戸での西武との練習試合で完封勝利を果たした。124球を投げて5安打12奪三振。9回には初めて四球を許したものの、相手に三塁を踏ませぬ投球。盤石の仕上がりをみせた。 威風堂々のピッチングだった。MAXは148キロ。12個の三振のうち3球勝負で仕留めたのは計3度。左打者には切れ味抜群のスライダーで内角をえぐった。 「球威もあったし、制球も良かった。思った通りに投げられた。すべてが良かった」。調整段階での完封は異例だが、佐藤投手コーチから交代のめどは球数100球と事前に指示を受けていたという。8回を終えた時点で94球。9回はスタミナ切れで7球続けてボールとなる場面もあったが、指揮官は「今日ぐらいの投球をすれば、後ろで守る野手の安心感も違う」と目を細めた。オープン戦と練習試合で計4試合を投げ、自責はゼロのままだ。 東北、関東など各地に大きなつめ跡を残した東日本大震災は、6歳の時に阪神大震災を経験した田中にとっても人ごとではない。野球を通じて被災した人々をどれだけ勇気づけられるかは分からないが、「ユニホームを着た以上は野球に集中する。1球1打に思いを込めていく」と気持ちを高ぶらせた。 この日、4月15日に行われる楽天の主催試合初戦が甲子園球場に正式決定。星野監督は「甲子園第1戦は田中と考えている」と語った。これにより、開幕投手(同12日、ロッテ戦、QVC)は5年連続で岩隈となる見通しとなった。田中にとって目標とした開幕投手にはなれないが、思い出の甲子園が今季初戦となるのも悪くない。 甲子園の初戦を任された場合は、4月29日の開催を目指すKスタ宮城での本拠地開幕戦でも先発を務めることが確実となる。22歳の若武者が復興を願う人々の希望の星となる。 (鶴田真也) PR情報
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