2011年 3月 29日 |
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林原破綻で中国銀行人事
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岡山市のバイオ関連企業、林原の経営破綻は地元地銀の責任問題に発展しました。岡山市に本店を置く中国銀行は経営陣を大幅に入れ替える人事を発表しました。中国銀行の取締役会で承認されたもので、新しい頭取には常務の宮長雅人さんを起用します。宮長さんは56歳。1977年に中国銀行に入り、2007年6月から常務を務めています。また、会長には副頭取の泉史博さん、専務には常務の坪井宏通さんを起用します。現在頭取の永島旭さん、専務の剱持一さんは退任します。中国銀行では今回の人事について、「大口与信先の林原の破綻について経営責任を明確化するとともに経営陣の若返りを図るため」としています。今回の人事で中国銀行の取締役の平均年齢はこれまでの58.2歳から55.1歳と3歳以上若返ります。この人事は今年6月下旬に開かれる定時株主総会と取締役会で正式に決定されます。
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有森裕子さん 大学の客員教授に
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マラソンのオリンピック銀メダリストで、岡山市出身の有森裕子さんが、来月から、岡山市の大学の客員教授を務めることになり、準備のため大学を訪れました。有森さんが客員教授を務めるのは、岡山市の就実大学です。29日はパンフレットの写真撮影や、講義の打ち合わせなどが行われました。有森さんは就実高校の卒業生で、引退後はカンボジアの子供達の支援など、国際貢献活動に取り組んできました。その経験を学生たちに伝えてほしいという大学の強い要望を受け、実現したものです。講義は、将来教師を目指す学生など約500人を対象に、社会貢献などをテーマに行われます。有森さんは、現在、東日本大震災で被災した子供達の就学支援を進めていて、講義を聞いた学生の中から、被災者のために自ら行動する学生が増えてくれればと話していました。有森さんの初めての講義は5月18日の予定です。
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拒絶反応で移植臓器摘出
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去年12月香川県で初めて行われた脳死移植で、香川大学病院は移植した臓器に拒絶反応が出たため、移植臓器を摘出したことを明らかにしました。会見した香川大学医学部附属病院の石田俊彦病院長は「いただいた貴重な臓器を活かせなかったことは残念。今の医学では難しい点もあった」と述べました。手術は去年12月18日50歳代の女性にすい臓と腎臓が同時に移植されたものです。香川大学病院によりますと手術自体は成功し、術後の経過も1ヵ月ほどは良好だったものの、その後、移植した臓器の血管に拒絶反応が起こりすい臓の一部は壊死したということです。このため病院側では患者が危険と判断し、先月1日に移植したすい臓を、先月7日には腎臓を摘出しました。患者は移植する前の状態まで回復し、今月25日に退院しています。
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倉敷市が大学と避難場所で協定
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倉敷市は大規模な災害が起きた場合に市内の大学を避難場所として利用できる協定を結びました。倉敷市と協定を結んだのは川崎学園と作陽学園、加計学園、それに原田学園の4つの学校法人です。これは大規模な災害が起きた場合、地域住民の緊急避難場所として、学校の敷地や体育館などの施設を利用できるというもので去年の11月から準備を進めていました。締結式では各学校法人の理事長らが出席し、倉敷市と協定書を交わしました。現在倉敷市が指定している避難場所は中学校や公民館など211か所ですが、大学と協定を結んだのは今回が初めてです。
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大学生の就職内定率は過去2番目の低水準
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岡山・香川の先月末現在の大学生の就職内定率がまとまりました。岡山では過去2番目の低さとなっています。岡山労働局が県内18の大学を対象に調査したところ、この春卒業した大学生の就職内定率は先月末現在74.4パーセントと、去年の同じ時期と比べて2.2ポイント低くなりました。これは1993年度の調査開始以来2番目に低い水準です。特に男子は72.0パーセントで、過去最低となりました。一方、香川の大学生の就職内定率は75.4%と去年の同じ時期を8.8ポイント上回り、過去10年で3番目の高さとなりました。香川労働局では学生が危機感を持って就職活動に臨んだことやジョブサポーターによる個別支援などの効果があったものと見ています。また、岡山・香川両労働局はきのう東日本大震災の影響で企業から内定が取り消されるなどした学生らを支援する相談窓口を新卒応援ハローワークに開設しました。
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