いまどきこのような重たい本を買う人がいるのでしょうか。ネットで充分検索出来る内容です。書棚に並べてみてもおそらく死ぬまでそのままでしょうね。お疲れ様でした。

所詮学者センセイの感想文集。 黒澤映画を鑑賞する上で何の役にも立ちません。タイトルのセンスの悪さがすべてを物語っています。

キネマの青春岩本佐伯師弟なかよしコンビによる第二弾。このお二人映画史の知識はあっても所詮学者センセイ。映画の現場のことを知らずにこのような本を作るにはやはり無理がある。またこの本の場合、当たり前ながら映画美術家中村氏をたてなければいけないところを岩本佐伯が競い合って自らを目立たせようとしている様がとにかくうっとおしい。子供の夏休みの自由研究レベルの本。

山田&ハスミ 80年代の黄金コンビがトリュフォーにインタビューする魅惑の書…の筈が拍子抜けするほどに内容薄いです。装丁は素敵なのですが、せっかくの好企画、もったいなかったですね。

かつて(今もやっていよのか?)この著者のプロデュースで「女性映画週間」という催しがありました。そこにゲストで来日したジャンヌ・モローが「なぜ女性という枠でくくるのか?差別ではないか。映画を作るのに男性も女性も関係ない」と言っていました。

書き手の自意識過剰でガイドブックとしてはほとんど役にたたず。読物としてもたいしたことなし。この手の風俗取材本はネットの普及でまっさきに淘汰される本であろう。

本当に素晴らしい芸人さんでした。こんな人はもう出ないでしょう。評価が遅すぎました。 お亡くなりになってもう2年です。生でローカル漫談が聞けないかと思うと本当に淋しいですがこのCDが出ていることが救いです。

見た目はインパクトのある芸人さんですがネタはつまらないです。自虐ネタが多いですが上から目線、腹の悪さがまる見えで感じ悪いです。二度見れば飽きます。こんな人を高座に上げてるなんて寄席もよほど人材不足なのでしょうか。ぴろきという芸名も芸がなさすぎ。

他の方も書いていましたが、「売り声」の本ではなく宮田さんという人の芸歴紹介の本です。この方の演芸は見たことがありませんが、漫才をされていたり豊富な人生経験をお持ちの方のようですが残念ながらあまり興味の持てる面白い話しではありません。付録のCDを聞いてもちょっと声を張りすぎのような気がしました。
出版する意図のよく判らないヘンな本です。

私小説的映画ではごまかせてもエンターテイメントではごまかせない。根岸監督にとっても痛恨の作品だったのではないでしょうか。公開当時これがオリジナル脚本(丸山昇一)であることを評価する批評をいくつか読みましたが、この程度のプロットならライトノベルには腐るほどあります。観客は正直でロードショーも不入りで短期間で打ち切られましたね。タイトルのセンスのなさもどうにかして欲しい。根岸さんの演出、歯切れ悪いです。