[事件]ニュース トピック:放射能漏れ
【放射能漏れ】“火事場泥棒”防げ 原発30キロ圏内で警官600人がパトロール
2011.3.28 23:56
27日に陸上自衛隊が撮影した、福島県の東京電力福島第1原発。(上から)1、2、3、4号機。 1号機の原子炉建屋は水素爆発で上部が激しく壊れ、所々曲がった鉄骨が見える。 2号機の原子炉建屋は損傷は比較的軽いが、壁面には穴が開いた場所や亀裂が入った場所が複数確認できる。 3号機の原子炉建屋は水素爆発で激しく損傷したことが明らかで、現在も水蒸気が盛んに立ち上っており、内部がよく分からない時も。 4号機の原子炉建屋は天井も壁面の損傷が激しく、黄色い格納容器のふたにも損傷がみられる。
中野寛成国家公安委員長は28日の記者会見で、政府が自主避難を促している福島第1原発の20~30キロ圏内の地域について、600人体制でパトロールなどを実施していることを明らかにした。
中野委員長は「原発の周辺地域からは多数の住民が避難しており、無人となっている家屋、店舗が多くある」と述べて防犯や住民の安全確保を強化する方針を示した。
避難していない住民も残る10~20キロ圏内については、必要に応じ機動隊などが遺体捜索活動を実施しているという。
全国の警察本部はこれまでに、防犯強化などのため岩手、宮城、福島の3県に計約190人の制服警察官を派遣したが、避難所巡回や困り事相談などの要員として、新たに女性を中心に警視庁と青森、埼玉両県警の50人を増派することを決めた。31日に現地入りする。
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