<東日本大震災>松本内閣官房参与 「中腹に移住を」
毎日新聞 3月28日(月)19時37分配信
菅直人首相は28日、内閣官房参与の松本健一氏と首相官邸で会い、東日本大震災からの復興について意見交換した。松本氏は、津波で集落が丸ごと流された被災地に関し「山の中腹に住んでもらい、そこから漁港に通ってもらう。山に集団移住する方法を考えないといけない」と提言した。
松本氏は「今までのように10メートルの堤防を作る発想ではだめだ。流された所を全部国が買い上げ、漁港、魚市場、加工場、駐車場を整備する」ことを提案した。松本氏によると、首相は「その方向性でいいと思う」と述べ「そういうことは考えていたが、なかなか言い出す機会がなかった」と語っていたという。
福島第1原発から30キロ圏内の地域について、松本氏は記者団に「あれだけの放射能が漏れ続けていれば、戻って住むことにはならない」と述べ、移住は避けられないとの見方を示した。【大場伸也】
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最終更新:3月29日(火)3時30分
- 菅直人(かんなおと)
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- 所属院 選挙区 政党:
- 衆議院 東京都第18区 民主党
- プロフィール:
- 1946年10月10日生 初当選/1980年 当選回数/10回
- (写真提供:時事通信社)
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