日本コカ・コーラは28日、早ければ4月初めにミネラルウオーターを韓国から緊急輸入できないか検討を始めたと発表した。東日本大震災で被災した東北地方や、水道水から放射性物質が検出された関東地方などで、ミネラル水を安定供給するのが狙い。
米コカ・コーラの韓国現地法人と交渉を進めており、韓国製を100万ケース(1ケースは2リットル入りペットボトル6本相当)確保する予定。空輸により東北などの空港に直接届けることも検討しているという。
サントリーホールディングスや伊藤園、キリンビバレッジなども、欧州などからの輸入を増やすことを決めている。米国から輸入する大塚食品は「早くても到着は4月下旬以降で、国内の物流体制が整わず、十分に供給できるか不安がある」と説明している。
毎日新聞 2011年3月28日 20時02分