ライフ【放射能漏れ】原発作業員の幹細胞採取開始へ 被曝時移植に備え、全国80の医療施設が協力2011.3.29 23:31

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【放射能漏れ】
原発作業員の幹細胞採取開始へ 被曝時移植に備え、全国80の医療施設が協力

2011.3.29 23:31

 原発作業員が大量被(ひ)曝(ばく)した場合に備え、移植医療に携わる医師らが進めてきた作業員の自家幹細胞採取の準備が29日、完了した。近く東電関連企業の作業員2人から採取を始める予定で、虎の門病院(東京都港区)血液内科の谷口修一部長は「原発で働く人から希望があれば応えたい」としている。

 自家幹細胞の採取は被曝によって造血機能に障害が起きたときに備え、事前に自分の造血幹細胞を採取、冷凍保存しておくもの。自分の細胞を移植することで合併症などを防げる。

 採取には通常4~5日かかるが、未承認薬の併用で1~2日に短縮も可能。薬剤費は企業からの寄付で賄い、細胞採取費など約20万円が自己負担となる。

 同院のほか、全国約80の医療施設でも採取が可能。問い合わせは、虎の門病院医事課(電)03・3560・7754。

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