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沖縄の米海兵隊、孤立の島に救援物資 揚陸艇を活用

2011年3月27日21時29分

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写真:住民と一緒に、食料や水を陸揚げする米海兵隊員ら=27日午前9時52分、宮城県気仙沼市の大島、諫山卓弥撮影拡大住民と一緒に、食料や水を陸揚げする米海兵隊員ら=27日午前9時52分、宮城県気仙沼市の大島、諫山卓弥撮影

 震災で連絡船の多くを失って孤立している宮城県気仙沼市の離島・大島に27日、沖縄に駐留する米海兵隊が物資を届けた。港以外の場所にも接岸できる揚陸艇(LCU)を使い、段ボール入りの救援物資や、クレーン車など電力会社の工事用車両を運んだ。

 早朝、洋上に停泊している強襲揚陸艦エセックスから、第31海兵遠征部隊(31MEU)の隊員40人が揚陸艇で気仙沼港に上陸した。そこで物資を積み込み、大島に渡ると、島民とともに積み荷を下ろした。電気工事をする作業員も運び、一部で電気が復旧した。島内では、隊員らが放射線の測定もしていた。

 地震の発生時、31MEUは災害救助の訓練をするために東南アジアにいたが、急きょ日本に戻ったという。輸送を指揮したウィリアム・アリック中佐は「このようなことが起きて我がことのように悲しく思う。ぜひ支援させてほしい」と語った。(川端俊一)

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