経済産業省原子力安全・保安院は29日夕の記者会見で、福島第1原子力発電所1~3号機のタービン建屋外のトレンチ(坑道)にある高濃度の放射性物質を含む水について「そのまま海に放出することはない」との考えを明らかにした。水位は目視で確認しており、今のところ変化はないという。
そのうえで「トレンチ坑の容量以上の水はなく、収容しきれる。今は(タービン建屋内の)たまり水の除去が先決で、最悪の場合の(海へ放出するという)想定も考えていない」としている。
タービン建屋内のたまり水の排水については「1号機では3台のポンプで復水器への移送作業を続けているが、成果は確認できていない。2号機と3号機についても分からない」とするにとどめた。
汚染水がたまり続けた場合の対処法については「いろんな可能性があると思うが、今のところは現在の方法でいずれ成果が出てくると思ってやっている。関係者は何とかしようとやっており、今はこれがベストのやり方だ」と強調した。〔日経QUICKニュース〕
原子力安全・保安院、原発坑道、福島、汚染水
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