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★アニカンインタビュー
幸村精市 Mini Album「プロローグ」永井幸子インタビュー 3
幸村精市 バースデーMini Album『プロローグ』3月5日発売

毎年恒例となりつつある幸村精市のバースデーアルバムが今年も完成。今回も永井さんに幸村の心情を鑑みつつ、それぞれの楽曲について語っていただいた。


【全曲解説】

①Greeting Voice
 作詞:小山哉枝 作曲:イトウミホコ 編曲:川本盛文

幸村としては、初めてこのような明るい歌を歌ったかもしれないです。個人的には「生まれてきた訳など今だけはどうでもいい」というフレーズがとても大好きです。そして、さすが神の子と思ったのが、自分のバースデイだけを祝っているわけじゃなく“every”バースデイを祝っている。また、「めぐりめぐらせ 終わらせない」という部分がこのアルバムのテーマに繋がっています。


②驟雨
 作詞:鳥海雄介 作曲:一色真実 編曲:上條貴史

「しゅうう」と読みます。幸村は読書家なので、彼ならきっと読めるでしょう。私は一瞬読めなかったんですが(笑)。作詞家の方が幸村の事をすごく考えて作ってくださって。「来なよ」という男っぽい言葉に思わず、「おっ」と思いました。病気のことが題材になっていますが、後半に行くに連れて前向きになっていく様子を歌っています。


③プロローグ
 作詞:永井幸子 作曲・編曲:中畑丈治

いつのことを思い出しているのかは具体的には決めていないんですが、例えばテニスを始めた時の幸村だったりとか、三連覇を目指した時の幸村だったりとか、手術が終わって三連覇目指そうと思った時の幸村だったりとか、前を向いている瞬間の幸村を書きました。いつか楽しい試合ができるように、たとえこの先何があっても、まだ大丈夫だよということが言いたかった曲です。


④冬の寒きを経ざれば 春の暖かきを知らず
 作詞:永井幸子 作曲・編曲:佐藤 晃

とあるアーティストさんみたいに長いタイトルですよね(笑)。しかも特に歌詞には出てこないっていう……。この言葉は、幸村の座右の銘なんですよ。不遇の時代があったからこそ、輝くことができる。幸村も辛い時を知っているから、自分を励ます意味でもこれが座右の銘なのかなと思います。辛いことを知らないと、楽しいことも分からなかったりしますからね。


⑤bottom line
 作詞:永井幸子 作曲・編曲:佐藤 晃

これは部活動の歌です。立海の練習はきっと楽しいけど厳しいはず。幸村は部長なので、部員を指導する立場じゃないですか。飴と鞭という感じですね。誰に対して言っているわけではないんですけど、その日の練習でミスをした奴のことを歌ってます。きっとその日によって、ちがう誰かが怒られているのだと思います。


⑥突撃! 月刊プロテニス[幸村精市編] Duet:井上 守&芝 砂織

これは真田のアルバムに入っていたんですが(笑)。大好きな歌だったので、松井プロデューサーにお願いしてみたら実現しました。歌詞を見て、幸村と真田のスタンスはやはり全然違うんだなあと思いました。そして、特に何も聞き出せないという(笑)。井上さんと芝さんがまた素敵なんですよ。収録は別だったのですが、すべて立ち会わせていただきました。


TEXT/磯貝綾子


(C)許斐 剛/集英社・NAS・テニスの王子様プロジェクト
2011/03/14 13:00:00