y-yoshihide

表現規制問題

んあ、私の立場は最初の方に書いたように「表現の自由は大切だがお前の態度が気にくわない」だし。
 
ヘアヌードの話が出てたけどあれが猥褻だとされたのは警察がそう判断したからで、解禁されたのは警察が取り締らなくなったからってだけ。数十年前に野坂昭如が、「夫婦相和し、朋友相信じ」という文章だって前者を詳細かつ露骨な性描写、後者を同性愛関係を暗示していると警察・検察が判断すれば逮捕・起訴まではできると指摘したように猥褻の定義自体恣意的にできるものなわけでさ。それでも全体的には大きな破綻もなくやってきてるわけで、今更「恣意的に運用できるのがあぶなーい! だからはんたーい!」とか言ったり、得意げにニーメラーの言葉を引用をされてもね。
 
もちろん条例の対象は猥褻だけじゃないんだけど、それにしたって今に始まったことじゃないし、そもそも永琳やCEROなんかばんばん規制してるわけで。
 
公権力による規制なんて言ってみたところで結局業界団体の自主規制がなけりゃ無意味なもんで、さらに裁判で「青少年保護のためには知る権利に一定の制約も必要」なんて判決も出てる。
 
そういうものを踏まえてりゃ、石原やなんとかって副知事や委員だけが敵かのような言動や陰謀論的な妄想を撒き散らかすことを反対運動としていることなんて決して出来やしないと思うけどね。

 青少年の健全育成のためにということで問題提起されてるんだからそこに対して真摯な態度を見せなきゃいけないんじゃないの? それをくだらない反対運動ごっこで表現の自由があるから俺たちは全て肯定されるべきだぜヒャッハー!みたいな態度とったり、子供は不健全に育てるべきとか親が判断することとか性教育をすればいいとか言って、だから自分たちオタクは何も変わらなくていいよネ僕たちの今の状況は全肯定されるべきだよねという態度を取る人間が余りにも多すぎるでしょ。
 
そりゃあエクストリームなフリーダムのために闘うぜ! と思ってるならそれでいいけどさそこまで決意してる人ほとんどいないでしょ。親の判断とか性教育とかにしたって自己肯定に使うには余りにも考えなきゃいけないことが多い問題じゃない?
 
それをボクは悪くないもんボクは変わらなくてもいいもんと言うためだけに持ち出してあっけらかんとしてるんだったら遅かれ早かれ世間という名の虚像に踏みつぶされるだけじゃん。なんでそういう危機感を持てないのかネ。
 
という苛立ちから色々書いてるだけなんだけども、まあ他人が理解してくれるとも思わない。

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やす id:y-yoshihide
書いた日数: 505はてなハイク市民 (金)
連続: 26(から)
日常の怠惰な生活を垂れ流し。

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