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【芸能・社会】

「もう一度美しい島に」宮崎駿監督 涙の訴え

2011年3月29日 紙面から

被災地に向けてメッセージを送った宮崎駿監督(右)、主題歌を歌う手嶌葵(右から3人目)ら=東京・小金井市のスタジオジブリで

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 スタジオジブリ最新作「コクリコ坂から」(7月16日公開)で、手嶌葵(23)が歌う主題歌「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」(6月1日発売)の発表会見が28日、東京・小金井市のスタジオジブリで開かれ、企画・脚本の宮崎駿監督(70)、駿監督の長男でメガホンを執る宮崎吾朗氏(44)らが出席した。

 自然や人間を描いてきた駿監督は、東日本大震災に胸を痛め、会見では「こういう発表会を開いていいのか迷ったが、あえてやろうと思った。この映画が時代の変化に耐えられるかが最大の関心事だったのですが、企画は間違いなかった」と語り、震災による内容変更はないと明言、自身の新作を準備中であることも明かした。

 駿監督は、被災地や福島原発の最前線で作業する人々に感謝を述べ、涙を浮かべて声を詰まらせる一幕も。涙をぬぐい「(日本は)多くの困難や苦しみがあっても、もう一度美しい島にしていく努力をするかいがある土地」と呼び掛けた。

 「コクリコ坂−」は既に5割ほど制作されているという。同名少女漫画が原作で、横浜が舞台の青春物語。

 

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