西武・菊池、１軍入り濃厚　中継ぎで

　西武の２年目左腕、菊池雄星投手（１９）が中継ぎとして開幕１軍入りすることが濃厚になった。昨季痛めた左肩は順調に回復しているが、投球練習の再開は今年に入ってから。先発で長いイニングを投げ続けるには不安があるため、最速１５５キロの直球が生かせる中継ぎとして１軍に残り、プロの水に慣れることになった。

　オープン戦・巨人戦（２日・東京ドーム）以降、菊池は対外試合で４試合計５イニングを投げ、無失点。渡辺監督は「肩のこともあるし、これからしばらく短いイニングで使って、徐々に慣れていくのがいいんじゃないかな」と開幕１軍入りに前向きな姿勢だ。菊池本人も、最終的には先発でという考えはあるが「どんな形でも１軍にいたい。投げている姿を東北の人に見てもらって元気を出してもらえれば」と話している。　（谷光太郎）