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【プロ野球】

楽天、震災後初勝利 山崎が決勝打

2011年3月28日 紙面から

4回表2死三塁、左翼線に適時二塁打を放つ楽天・山崎=ヤフードーム

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 楽天が、ようやく勝った。27日のソフトバンクとの練習試合(ヤフードーム)は1−0で勝利。8日の広島とのオープン戦以来、対外試合10試合ぶり、東日本大震災発生後は初の白星となった。

 勝利を引き寄せたのは主砲・山崎だ。4回2死三塁で左翼線に適時二塁打。自身11打席ぶりの安打は、待望の決勝打。ソフトバンク・摂津の対外試合での連続無失点記録も21イニングで止めた。

 「初めて監督と握手したよ」。山崎が顔をくしゃくしゃにして喜んだ。キャンプから2軍でマイペース調整し、震災発生翌日の12日に1軍に合流。合流後の初戦となった14日の横浜戦では豪快な3ランを放ったが、この日にヒットが出るまで20打数2安打と振るわず、「オレの不振が監督の悩みの種」と漏らしていた。

 試合前の全体練習では田淵ヘッド兼打撃コーチから前日の打撃映像を見せられた。山崎の打撃フォームは左足を高く上げてタイミングを取る独特のスタイル。「やっぱり打つ時に少し前のめりになっていた。足を上げて後ろ足にのっかるような感じにした」とすぐにフォームを修正した。

 星野監督は「武司の先で(誰かが)打たなきゃな。まだまだ地力のあるチームとは言えん」と打撃陣に奮起を促したものの、中日監督時代からの教え子である山崎に当たりが戻ってきたことは、開幕を見据えて調子を上げていきたいチームにとっても追い風となるはずだ。 

  (鶴田真也)

 

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