原発事故と民主党政権 (1)
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<福島第1原発>土壌からプルトニウム 建屋外にも汚染
福島第1原発(左から)1号機〜3号機=福島県いわき市で2011年3月27日午後0時19分、本社ヘリから30キロ以上離れて撮影
◇格納容器損傷の可能性高まる
東京電力は28日、東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発1〜3号機のタービン建屋外にある「トレンチ」と呼ばれるトンネル状の穴の中に水がたまり、2号機では1時間当たり1000ミリシーベルトを超える高い放射線量が検出されたと発表した。建屋地下の汚染水がトレンチに漏れ出した可能性がある。また同日、敷地内の土壌から毒性の強い放射性物質のプルトニウムが検出されたことも明らかにした。いずれも炉心内で作られる放射性物質や放射線量で、11日の被災以来指摘されていた核燃料や格納容器の損傷の可能性が高まった。
【原発復旧作業の実態 写真つき】食事2回、夜は雑魚寝
プルトニウムの濃度について東電は、1940〜80年代に繰り返された大気圏核実験の際、日本に降ったものと同等で人体への影響はないとしている。新たな土壌を採取し、継続的に分析する予定。
トレンチはタービン建屋と海との間にある凹字形トンネルで、非常用電源を冷やすための海水が通る配管や海水をくみ上げるポンプのケーブルなどを納めている。普段は水がないが、1〜3号機とも地表付近まで水で満たされているのを27日午後3時半ごろ発見、直後に線量を測定した。
2号機のトレンチの水は1000ミリシーベルト(1シーベルト)以上で、同タービン建屋地下の汚染水と同様、炉心の冷却水の10万倍以上のレベルだった。1号機は0.4ミリシーベルト、3号機はがれきがあるため近寄れず測定していない。周辺の大気の放射線量(1時間当たり)は▽1号機0.4〜1ミリシーベルト▽2号機100〜300ミリシーベルト▽3号機0.8ミリシーベルト。
東電は最も水面が高い1号機のトレンチについて、海への流入を防ぐ処置を取った。
プルトニウムの調査は21、22日に実施した。1、2号機から500メートル〜1キロ離れた5地点で土壌を数百グラム採取し、日本原子力研究開発機構が分析。その結果、全地点の土から原子炉内で発生するプルトニウム239、240が検出され、うち2地点からプルトニウム238も検出された。
大気圏核実験では主にプルトニウム239、240が大気中に放出され、238はほとんどないことから、東電はこの2カ所については今回の事故によるものとみている。
プルトニウムは▽被災時運転中だった1〜3号機の炉心▽1〜6号機の使用済み核燃料プール内の核燃料▽3号機で使用していたプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料のいずれにも含まれる。今回検出されたプルトニウムの由来について東電は「特定はできない」と話した。
原子炉の冷却作業は、水を増やすほどタービン建屋に汚染水がたまる恐れがあることから難航している。【藤野基文、八田浩輔】
◇「憂うべき事態」
経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官はプルトニウムの検出について「健康影響は考えられないが、燃料棒の損傷があることを示している。放射性物質が漏れないようにする(原発に)あるべき五重の壁が破れたことを示す。憂うべき事態だ」と述べた。
毎日新聞 3月29日(火)1時18分配信
極めて憂慮すべき事態となりました。これまで政府は嘘をついてきたことは明らかです。
「原子炉格納容器には異常が認められない」
と言い続けてきた菅民主党政権の枝野官房長官は最近次のように言い始めています。
「原子炉格納容器が損傷したとの報告を受けていない」 東電が菅首相に撤退を申し出たときに、東電は潰れると菅首相が言ったと報道されて来ました。その時の本当の会話とは何であったのか?
原子炉格納容器が既に損傷し放射能の拡散をもう食い止められないという深刻な話ではなかったのか。
もし、そうだとしたら民主党政権は国民を騙し続けて来たことになります。
直ちに健康に影響するような事態でないと言い続けて、真相を隠蔽していたとしか考えられない事態に陥りました。
厚生労働省は最近放射性物質に関する許容量を大幅に引き上げました。もう引き上げなければならない程に、危険な水域に達していたからでしょう。
密かにウランやプルトニウムの許容量も付け加えられたという告発も寄せられていました。これまでは許容量どころかその項目にも挙げられていなかったと言います。
【原発問題】厚生労働省、放射能汚染された食品のウランやプルトニウム許容量まで設定
▽ソース 厚生労働省HP http://www.mhlw.go.jp/
既に政府はプルトニウムの拡散を知っていたのでしょう。
民主党政権は国民を裏切り、この日本を破滅への方向へ導いています。他の国であれば指導者は国民の怒りによって打倒されても当然の事態へと突き進んでいます。
国民の一時の気まぐれによって誕生した民主党政権によって、この日本国家が今潰されようとしている時に、マスコミは真実を語る時に来ているのではないか。
私は一縷の望みを捨てずに政府が最悪の事態だけは回避してくれる事を祈って来ました。それ以外には素人の我々には何も出来なかったからです。
甘いというご批判をだいぶ頂いて来ましたが、専門家がテレビで大丈夫だと繰り返し語っている以上、素人の私がいたずらに危険性を煽ることは不謹慎であるとも考えてきた結果でもあります。
今後は政府発表は一切信じませんし、民主主義によって成立した政権であっても、それを民主的な手法でないやり方で退陣に追い込む必要性の是非論も含めて皆様達と考えなければならない所に来てしまったのではないかと考えています。
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