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支援物資の靴 職員持ち帰る/美作市

2011年03月26日

 美作市は25日、54歳の男性職員が、震災の支援物資の運動靴1足を持ち帰ったとして、同日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 さらに、黙認した上司の課長級職員(58)を減給10%(6カ月)、安東美孝市長と皆木照夫副市長も減給10%(3カ月)。

 職員は15日、職員やボランティア約30人と約1600足の靴を仕分けした後、靴を持ち帰り、自分で使っていた。市の調査に「軽い気持ちでやった。軽率だった」と話したという。上司は仕分け作業の責任者的な立場にあり、職員から「持ち帰っていいか」と尋ねられ、はっきり「ダメ」と言わなかったという。

 安東市長は会見で「市民の善意を踏みにじる行為。深くおわびする」と陳謝した。靴は市内の元メーカーが保管していたもので、18日に仙台市へ送られた。(中村二郎)

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