辞めることもなく、辞めさせることもできない「逃げ菅」首相という不幸「東電怒鳴り込み」「谷垣入閣要請」で問われる統治能力

2011年03月28日(月) 田崎 史郎
upperline

 菅は「3・11」以来、記者団のぶら下がりに応じず、記者会見の質問時間もできるだけ制限している。国会審議にも出ていない(27日現在)。失敗しそうなこと、嫌なことは避けて通る“逃げカン”の面目躍如というところか。

 それでも、菅政権は当分続くだろう。首相は本人が辞めない限り、なかなか辞めさせられるものではない。震災対策の最中に、辞めさせることも辞めることもできない。

 「最悪の事態に、最悪の首相で臨むことになってしまった…」

 これは、事情を知る与野党議員共通の嘆きである。

(敬称略)

previous page
3



underline
アクセスランキング
昨日のランキング
直近1時間のランキング
編集部お薦め記事
最新記事