電波時計の正確な時刻を自動調整する機能が東日本で使えなくなっている。東京電力の福島第1原子力発電所事故に伴う政府からの避難指示で、同県にある標準電波送信所が12日夜から運用を止めているためだ。時計としては問題なく使えるが、時計メーカーには「電波時計の時刻調整ができない」という問い合わせが相次いでいる。
福島原発から約16キロメートルの地点にある「おおたかどや山標準電波送信所」(福島県田村市)が電波の送信を停止している。運営する情報通信研究機構によると「4~5人の従業員を退避させており早期の運用再開は難しい」という。九州にある電波送信所は稼働中で西日本の利用者に影響はない。
同機構によると、送信所の電波だけで時刻を調整しているのは一般の人が使う腕時計や目覚まし時計のみ。いずれも内蔵の電池で動かせば、月に10秒程度しか狂わない。手動で正確な時刻を合わせることもできる。ただセイコーウオッチには14日から18日午前までに計24件、シチズン時計は16日と17日に計28件の問い合わせが寄せられた。
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