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【プロ野球】佑5イニング1失点 ローテ当確 4・16か17で公式戦デビュー2011年3月28日 紙面から 実力でローテをつかみ取った。日本ハムの斎藤佑樹投手(22)=早大=が27日、ロッテとの練習試合(札幌ドーム)に先発し、5イニング2安打1失点(自責0)の好投を見せた。負け投手にはなったが、テンポの良い投球で21日の阪神戦で3イニング9失点KOされた不安を一掃した。梨田昌孝監督(57)は斎藤の開幕ローテ入りを初めて明言。本拠地・札幌ドームで行われる4月16日もしくは17日のロッテ戦で公式戦デビューすることが確実になった。 無観客試合として行われたロッテ戦。静寂に包まれた札幌ドームで、斎藤が本来の姿を取り戻した。生命線のストレートを軸に、強気に攻めた。「コントロールにはばらつきがあったけど、指のかかりが良かった。本来のフォームに戻ったことで、差し込めるようになったと思う」。直球の最速は142キロにとどまったが、切れ味は前回とは大違いだった。 1回、3番・井口に3球連続の直球勝負を挑み遊ゴロに打ち取った。この回を3者凡退に封じてリズムに乗ると、3回まで無安打。4回には失策絡みで1点を失ったが、初めて無死の走者を出した5回には里崎をツーシームで計算通りの三ゴロ併殺打に。「キャンプ以来」という緩いカーブも解禁するなど、充実の82球を投げ終えてマウンドを降りた。 阪神戦では13安打を浴び、9失点を喫した。類いまれな修正能力を誇るはずの斎藤が、打たれだしたら止まらなかった。登板翌日には「実戦で打たれるのは久しぶりだったので…。打たれたくない気持ちが強くて、打たれ始めてから力んでしまった」と自己分析。上体に力が入ったことで、フォームがバラバラに。必然的にボールは甘いコースに集まり、集中打を許してしまった。リベンジに向け、自らと向き合って導き出した結論は「まず自分自身が焦らないこと。自分のフォームの中でしっかり腕を振って勝負すること。対バッターというより、対自分」。この日は冷静に自分の投球を貫いて、汚名を返上して見せた。 梨田監督は「前回とは別人だった。落ち着きがありましたね」と評価。「今日のピッチングを見れば、ローテーションの一角と考えていいと思います」と開幕ローテ入りを約束した。吉井投手コーチも「ローテ投手としてのメンタリティーがある」と中5日で状態を立て直した精神力を絶賛。首脳陣を納得させる投球内容だった。 次回は中6日で4月3日に札幌ドームで行われる楽天とのチャリティー試合に先発。その後、もう一度ファームで調整登板をこなしたあと、いよいよ公式戦デビューに臨む見込みだ。「早く北海道のファンにいい投球を見ていただきたい」と斎藤。スーパールーキーが開幕を前に、再び上昇気流に乗った。 (臼杵秀之) PR情報
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