滋賀県多賀(たが)町の多賀小学校の5、6年生でつくる「チームたがっ子」などが、着(き)ぐるみ作りを進(すす)めています。初(はじ)めての試(こころ)みで、3月3日に開(ひら)く「6年生を送(おく)る会」で完成(かんせい)作を披露(ひろう)するそうです。
 昨(さく)年の運動(うんどう)会に、町のキャラクター「たがゆいちゃん」が訪(おとず)れたのがきっかけ。学校や地域(いき)にちなむキャラクターの絵を募(つの)り、児童(じどう)や保護者(ほごしゃ)らから45作の原画が寄(よ)せられました。
 豆腐(とうふ)や白菜(ハクサイ)を入れた鍋(なべ)頭の「多賀鍋男君(くん)」、国語力の向(こう)上を目的(てき)にした同校の言の葉(は)教育(いく)にちなむ「言の葉博士(はかせ)」などユニークな5作が選(えら)ばれました。
 作業は1月下旬(じゅん)から開始(かいし)。原画を参(さん)考にしながら、着ぐるみ制(せい)作経験(けいけん)者の中川信子(なかがわのぶこ)さんらの手ほどきで、昼休みを利(り)用して週(しゅう)2回ほど作業に励(はげ)んでいます。
 地元の赤坂(あかさや)山にちなむ「赤坂山子先生」の名付(づ)け親で、たがっ子代表(だいひょう)委員(いいん)の竜見瑞季(たつみみずき)さんは「毛糸で髪(かみ)の毛を表現(ひょうげん)する作業が難(むずか)しい。でも、楽しいです」と話していました。