戦場カメラマンの渡部陽一(38)が27日、東京・オリナス錦糸町で東日本大震災被災者への募金活動を行った。
21日から3日間、被災地入りして被害が大きかった岩手・陸前高田市や宮古市などを取材。被災者の実情を目の当たりにし、「少しでも役に立ちたい」と、当初予定していたイベントの代わりに実施した。
これまで、戦場カメラマンとして、イラク、レバノンなどでシャッターを押し続けた渡部は、「津波の被害は本当に想像を絶するもの。そこには世界中まわっても見たことのない厳しい現状が広がっており、僕は言葉を失ってしまいました」と、悲痛な表情で現地の様子を訴えた。
募金活動には賛同したタレントの山本梓(29)、お笑いコンビのテツandトモも参加。渡部は「被災者は本当に困っています。ぜひ力を貸してください」と大きな声で呼びかけた。