映像取材 おまけの話(続・名寄 国際雪像彫刻大会)
2011年02月23日
昨日は日本カーリング選手権のお話をしましたが、実は、名寄に出張した一番の目的は、国際雪像彫刻大会。2003年3月から05年7月まで勤務していた名寄で初めて見たんですが、すばらしさの割にあまり知られていない気がして、美しい雪像彫刻を、制作風景も含め、ぜひ自分の動画で紹介したい、と思ったのです。動画ニュースはこちらです。
大会は、名寄の冬の一大イベント、雪質日本一フェスティバルの目玉行事で、今回が11回目。今年は2月の9~13日に開催されました。彫刻を作っている人たちは、各国で実際に活動している芸術家の人たちです。
石や木といった彫刻の一般的な素材よりよりずっと柔らかくて、作業の進み具合が格段に早く、自分たちが削って数日間で作品を完成させられる点、芸術家同士がチームを組んで作る点、作品が純白で、当てる光の色によってさまざまに輝くことなど特徴で、毎年楽しみにしている作家の人もいるとか。街の人たちがボランティアで運営を支えている手作りのイベントでもあって、家庭的な手作り感、久し振りに“里帰り”した私も笑顔で歓迎してくれる交流の楽しさも魅力の一つです。
今年は韓国、アメリカ、ドイツ、フランス、ルーマニアからも参加。5カ国13チームが競い合いました。私は10日の午後から翌日の午前までの制作風景、11日夕の審査結果発表、夜の表彰式・さよならパーティーを取材してきました。
今回、とっても残念だったことがありました。設置部分をギリギリまで細く削って、いわば雪像彫刻の限界に挑戦していたドイツチームの作品が、審査当日の未明、崩れてしまったこと。ちょっとした作品のバランスの悪さのために、自重に耐えきれなかったようです。完成前ではありますが、せっかくですからその作品を。本当に、1辺3mの立方体を切り出したとは思えない造形です。
そしてこちらが審査当日の朝、無惨な姿になった作品です。
ドイツチームは優勝経験のある“強豪”で、毎回のようにこういう攻めのデザインで挑戦するとか。今年の優勝チームも「一番の強敵かも」と思っていたそうです。すべてのチームの作品が審査に臨めなかったのが本当に残念。チームのメンバーは朝、自分たちの作品を見たときには、ただただ呆然としてた、とのことですが、ぜひまた来年、挑戦して、素晴らしい作品を見せてもらいたいと心から思っています。
こちらは大会の会場で、市の鳥・アカゲラの着ぐるみを着ていたおじさん。着ぐるみに子どもたちは大喜びで、普通なら、同じ会場で顔を出すなよ、と言いたいところですが、頑張って頑張って、ぐったり疲れたおじさんが一服して甘酒を飲んでいる様子が、ほっかむりのタオルと相まって、なんかペーソスがあふれてる、って感じで、思わず撮影しちゃいました。
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