政治【政論】首相は自衛隊員の気持ちを分かっているのか+(1/2ページ)(2011.3.20 21:43

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【政論】
首相は自衛隊員の気持ちを分かっているのか

2011.3.20 21:43 (1/2ページ)
防衛大学校の卒業式で卒業生と握手する菅首相=20日午前、神奈川県横須賀市

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防衛大学校の卒業式で卒業生と握手する菅首相=20日午前、神奈川県横須賀市

 菅直人首相は20日、神奈川県横須賀市の防衛大学校の卒業式で訓示し、東日本大震災や東電福島第1原発事故での自衛隊員の決死の活動について「危険を顧みず死力を尽くして救援活動を続ける自衛隊員を誇りに思い、ご家族に心から敬意を表したい」と述べた。

 未曽有の大震災を受け、今や首相は自衛隊に「おんぶに抱っこ」となっている。自衛隊を称賛するのは当然だと言えよう。

 「私もかつてカンボジアを訪れ、自衛隊のPKO(国連平和維持)活動を視察し、現地の方々が自衛隊の真(しん)摯(し)な活動と規律正しさを称賛するのを目にした」

 こうも述べた。それならばぜひ聞きたい。なぜ辻元清美衆院議員を震災ボランティア担当の首相補佐官に起用したのか。

 カメラマンの宮嶋茂樹氏の著書によると、辻元氏は平成4年にピースボートの仲間を率いてカンボジアでの自衛隊活動を視察し、復興活動でへとへとになっている自衛官にこんな言葉をぶつけたという。

 「あんた!そこ(胸ポケット)にコンドーム持っているでしょう」

 辻元氏は自身のブログに「軍隊という組織がいかに人道支援に適していないか」とも記している。こんな人物がボランティア部隊の指揮を執るとは。被災地で命がけで活動している自衛隊員は一体どんな思いで受け止めているだろうか。

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防衛大学校の卒業式で卒業生と握手する菅首相=20日午前、神奈川県横須賀市
防衛大学校の卒業式で訓示する菅首相=20日午前、神奈川県横須賀市
卒業式に出席するため防衛大学校に到着した菅首相=20日午前、神奈川県横須賀市
卒業式冒頭、東日本大震災の犠牲者を悼み黙とうする防衛大学校の卒業生=20日午前、神奈川県横須賀市
卒業式を前に、東日本大震災の犠牲者を悼み黙とうする防衛大学校の卒業生=20日午前、神奈川県横須賀市
海上自衛隊の輸送鑑「おおすみ」から灯油や簡易トイレを石巻市内へ運び込む輸送用ホバークラフト。陸上自衛隊の隊員と共に物資の輸送にあたる=3月20日午後、宮城県石巻市(早坂洋祐撮影)
海上自衛隊の輸送鑑「おおすみ」から降ろした灯油の入ったドラム缶を避難所に運び込む陸上自衛隊員ら=20日午後、宮城県石巻市(早坂洋祐撮影)
海上自衛隊の輸送鑑「おおすみ」から降ろした灯油の入ったドラム缶を避難所に運び込む陸上自衛隊員ら=20日午後、宮城県石巻市(早坂洋祐撮影)
津波による被害が大きかった宮城県南三陸町。自衛隊らによる安否不明者の捜索が続いている=20日午後、宮城県南三陸町(松本健吾撮影)
海上自衛隊の輸送鑑「おおすみ」から灯油や簡易トイレを石巻市内へ運び込む輸送用ホバークラフト=20日午後、宮城県石巻市(早坂洋祐撮影)
津波の影響で通行不能になっていた国道45号の水尻橋に18日、自衛隊が設置した仮設の橋をかけ、救援物資の搬送がより幅広く可能になった=20日、宮城県南三陸町(松本健吾撮影)

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