西脇安氏が死去 「第五福竜丸」を調査西脇安氏 米国のビキニ環礁での水爆実験で被ばくしたマグロ漁船「第五福竜丸」を調査し、船内から直接「死の灰」を採取してデータを発表、後に欧米などで反核運動が高まるきっかけをつくった西脇安(にしわき・やすし)ウィーン大名誉教授(生物物理学)が27日に誤嚥性肺炎のため大阪市の病院で死去したことが28日、分かった。94歳。 大阪帝国大理学部を卒業。大阪市立大助教授だった1954年3月、第五福竜丸が被ばくしたことを新聞報道で知り、夜行列車で帰港先の静岡県焼津港に駆け付けて船内を調査した。 【共同通信】
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