首相、4月2日に視察で調整 陸前高田市へ菅直人首相が東日本大震災の被災地視察として、岩手県陸前高田市を4月2日に訪問する方向で調整していることが27日、分かった。政府筋が明らかにした。 陸前高田市は地震と津波で壊滅的な被害を受け、多数の死傷者を出したほか、多くの住民が避難生活を送っている。26日には首相が戸羽太市長に電話をかけ、被災の状況や政府への要望を聞いた。 首相の被災地視察をめぐっては、枝野幸男官房長官が記者会見で「首相が避難生活の実情を見て、皆さんの声を聞く意義は非常に高い」などと繰り返し強調。ただ首相周辺には受け入れ先の負担を懸念する声もあり、視察先や日程を調整していた。 首相は地震翌日の12日に福島第1原発などを視察。21日には宮城県石巻市の避難所訪問を予定したが、直前になり悪天候を理由に中止した。 【共同通信】
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