第34話 『アースラへ』
リンディ・ハラオウンが、クロノ達との会話を終え、通信モニタを閉じた瞬間、背後からがたんと何かが倒れるような音がした。
彼女が背後を振り返ってみれば、ヒューゴ・エクストレイル少将がその痩身の体躯をよろめかせ、壁に手をついている姿が見えた。よろめいた瞬間に机か椅子を蹴飛ばしてしまったのだろう。慌てて彼の部下が、ヒューゴの元に駆け寄ってゆく。
「大丈夫ですか、少将!」
「う、うむ、いや、大丈夫だ、問題はない」
部下の心配そうな声に、問題はないと答えてはいても、彼の元々余り健康的には見えないその顔色が、よりいっそう青ざめて見えた。
「お体の具合が悪いのでしたら、お部屋でお休みいただいてもよろしいのですよ?」
リンディが言うと、少将はほんの少し思案顔になったが、すぐに彼女の言葉に頷いた。
「いや、しかし……うむ。そうだな、すまないが確かにあまり体調が思わしくないようだ。少し部屋で休んでいてもかまわないかね?」
「はい、後のことは改めて報告にうかがわせてもらいます」
実際に、現状の陣頭指揮はリンディが行なうのである。少将の存在は、リンディにとっては、いてもいなくてもかわりはしないのだ。
とは言え、リンディにとっては直接ではないにしろ、上官になる事には代わりがない。直接的な指揮下にある訳ではないが、それでも報告の義務は発生する。
だから、ヒューゴ本人はこの場にいてもいなくても、最終的には、まとまった結果報告がなされるのだ。だから彼自身がここにいる必要はまったくないのである。
いるとむしろ邪魔?リンディ以外の艦橋スタッフの心の中にはそんな思いが渦巻いていた。どろどろと。基本的にヒューゴは彼らの嫌いなタイプである。必死でそんな態度を押し隠そうとする部下の姿にリンディはほんの少しだけ苦笑をもらした。
「すまんな」
一言、そう言って、ヒューゴはアースラの艦橋から立ち去っていった。彼の部下も慌ててその後を追った。
その姿を見送って、リンディは大きくため息をついて、艦橋に設えられている彼女専用の座椅子に、ぐったりと座り込んだ。
「だ、大丈夫ですか!?」
今度は、リンディの様子がおかしいことに気がついたエイミィが慌てて駆け寄ってくる。
「大丈夫よ、心配ないわ」
そう言って、リンディはやんわりと笑みを浮かべて片手を挙げてエイミィをおしとどめる。
まぁ、彼女も彼女なりにあの人物がこの場所から立ち去った事に緊張の糸がほぐれた事は確かである。
「しかし……」
「本当に大丈夫。ちょっと疲れただけだから」
そう言いながら、目線は今まさに転送の魔法陣を構築しているクロノとその隣にいる少女達からはずしはしなかった。憮然とした様子のクロノがしぶしぶと言った様子で魔法を行使していた。
リンディは、とりあえず、少将の事は置いておく事にして、ふむん、とその形のよいあごを自分の人差し指でなでながら、執務官補の少女に問いかけた。
「ねぇ、エイミィ。あの子達、白いバリアジャケットの子は、なのはさんと言ったかしら。どんな子に見えた?」
「どんな子……ですか?」
「そう、なのはさんの方は、魔力はとてつもなくすごかったけど、歳相応の女の子に見えた。ちゃんと話した訳じゃなかったから本当はどうかはわからないけど」
「そうですね、確かにアースラの計測装置の測定結果からすれば、あのなのはちゃんと言う女の子と……もう一人の黒いバリアジャケットの子はクロノ君に匹敵するぐらいの凄い魔力の持ち主です。おそらく所持していたデバイスも二人ともインテリジェントクラス。うーん、もし此処が管理外世界でなかったらすぐにでもスカウトしちゃいたくなる様な人材ですよねー」
執務官補のその言葉にリンディはうなずきを返してみせた。それは彼女もエイミィの意見に同意だからである。しかしながら。
「けど、あのなつきちゃんと言う子は、どうだろ。魔法をつかっていた訳じゃないからどのくらいの魔力の持ち主かはわからないけど、推定魔力はDクラスからCクラス。でも、頭はよさそうな印象は受けましたねぇ。うーん、正直よくわからないと言ったところです」
「そうね……」
「そして、あの三人の関係はなんなのでしょうね。なつきちゃんとなのはちゃんは友達みたいですけど、黒いバリアジャケットの女の子との関係はなんなのでしょうねぇ。なつきちゃんとはそっくりだったから、関係がないはずもないし、確か、友達とも言っていたし。でもなのはちゃんとは味方って言う訳でもなさそうだし……」
「それもまた問題よね」
ふむ、と二人は腕を組んだ。
なつきと言う少女。確かに頭はよさそうだった。実際にはそうなのだろう。事実、彼女の指摘した事は、管理外世界と呼ばれる人間たちのとの接触時には常に懸念される事項だった。
特に、今回のような第97管理外世界と彼らが呼称する『地球』と言う世界のように、情報網や政治構造が一定以上の成熟を見せた世界における地元民への接触は、だ。
何故なら、そういった世界には一般市民にも一定以上の教育が施されている為に、秘匿とされている、その世界への管理世界の情報が流出する恐れがあるためだった。あるいはそれが政治的な問題に発展する恐れが十分になる。
建前上は、そういった情報が流出する事によって、その世界の文化に多大な影響を与えてしまうことを心配しての事だったが、それは、管理世界に、管理局に反協力的な世界が存在し、彼らの敵対世界として成長してしまう事を恐れての事だったのだが。
そんな事を踏まえた上で、あの少女との受け答えは、僅かな間ではあったが、その知能レベルの高さを垣間見る事となった。
クロノの生真面目すぎる対応に対する彼女の反応は、最初は会話の内容が高度すぎる事はあったが、当たり前の反発であると思った。実際には、リンディたちも本気で彼女達を逮捕するつもりがある訳ではない。あっても厳重注意というレベルで事情を聞いて開放するつもりであった。あるいは、なのはと言う少女は少なくとも優れた魔導士であるようだ。もし彼女が協力的な態度を見せるようであれば、彼女に協力を要請するかもしれない。
けれども、それを彼女、なつきと名乗った少女は、管理局側の交渉術であると見抜いたのだ。確かにリンディの腹積もりもそこにあった。クロノの対応は多分半分以上は本気であったのだろうけど。おそらくはそこも承知しているだろう。だからこそ、クロノがわざと悪役を務めているという発言なのだろう。
これで少なくとも管理局側の、クロノの態度は交渉術の一環であると言う事になる、なってしまった。これにはリンディも、心の中で唸り声をあげてしまった。最後に彼女は、クロノにした暴行(?)に対して自分たちの非を認めている。これで管理局側はこれをたてに彼女達に自分達に有利な交渉を仕掛ける事ができる。
少なくとも、交渉の手札としては、管理局の方が良札を手にしていることになる。今のところ、物事はリンディたちに有利な展開を見せている。
けれども、そんな状態を作り出したのはあの少女であり、それが万が一、彼女がそう誘導したのならば……。その背後に誰か別の存在があるのならば。
考えにくい事ではあるが、考えられない事ではない。
だが、それは今はおいておくしかない。
その事を思案するのは、実際に彼女達に会ってみて、彼女たちの人物像を見抜くしかあるまい。
そう考えていると、スタッフの一人、ランディが手を上げた。
「なにかしら?」
「あの……あのなつきちゃんと言う女の子が、突然、空から落ちてきた件はいいのですか?」
「……」
「……」
「あの?」
「エイミィ、そろそろクロノ達が到着するわ。お出迎えの準備をしなくちゃね」
「はい、そうですね。行きましょう!」
「ちょ、ちょっと!そこは無視ですか!?」
そそくさと立ち去っていく二人。
けれども、まぁ。
「その件も確かに聞いてみなくちゃね」
「そうですねぇ」
やはり現実からは目を背けてはいけないよね、と、ため息混じりに頷く二人であった。
非常識ではあっても現実は現実。しっかりと立ち向かわなければならないのである。
一方で、自室に戻ったヒューゴ・エクストレイル少将は、自室にまで着いてこようとする4人の部下を、怒鳴り声を上げて追い返した。
首をかしげながら退散していく自らの部下の姿を確認してから、彼は自室のドアを閉め、厳重に鍵を閉めた。
勿論、非常時には艦長権限で扉の外から鍵を開けることは可能なのだが、少なくともすぐには他人が入ってくる事はない。
そして、当然ながら高級仕官用のゲストルームは防諜のシステムが整っている。少しぐらい大きな声を出しても部屋の外に漏れて聞こえることはない。
だから、彼は力一杯に、こぶしを机に叩き付けた。
「馬鹿な!」
どん、どん!と何度もそのこぶしを叩きつける。その顔が怒りに、驚愕に歪んでいる。
「馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!何故だ!何故、『F計画の人形』が二体も存在している!」
F計画の人形……。それが誰をさしているのか?何をさしているのか?
「あの魔女め、人形は一体しか起動させなかったはずではなかったのか!?」
『魔女』、さらにこの言葉は誰の事をさしているのだろう。
ぶるぶると全身を震わせているヒューゴはしばらくして、思案するような表情を作り出した。
何らかの問題が発生して、F計画によって作られた魔導人形が二体存在するのは間違いがない。
しかし、である。
F計画、そして彼の頭の中で書き上げられた台本には二体の魔導人形は存在しなかった。
しかしながら、何の偶然か、あるいは必然か、今此処に二体の人形が存在しているのは確かなのだ。それは間違いのない事実である。
けれども。その人形の片割れは、もう一体の人形との関係はどうなのだろう?
あるいはあの魔女ではなく、管理局でもなく、第三者による介入だろうか?
それを確認する為に、直ちに、時の庭園にいるはずの魔女プレシアに連絡を取ろうと思ったが、それを思いとどまった。
通常、アースラのような艦艇の次元通信のログは、メインフレームに残され、航行毎に管理局に提出する義務をおわされる。
通常航行中の管理局員のプライベート通信は、特例として目をつむられるが、それでも内容を監査される事にはなる。多少の愚痴も、まぁ、ある程度は見逃してもらえる。
しかしながら、それが犯罪者との通信であるのならば、問題であった。ましてや、今後、犯罪者になってもらう予定の人物と自分の会話である。大問題であった。
ならば、個人の通信端末での通信はどうなるのか。これも結局は同じである。通常通信はアースラのシステムを介しての通信になるし、それを通さない通信システムを使おうとすれば、たちまちアースラのセキュリティに引っかかるからである。
そんな事をして、自分自身が疑われては元も子もないのである。
それならば……片方の人形、たしかあの魔女がフェイトと呼んでいたあの人形と、その人形とは敵対していた魔導士の少女の傍らにも、もう一つの魔導人形がいた。
その魔導士の少女と、あの人形の片割れはどうやら友好的な関係であるようだ。ならば、あの人形はお互いに敵対している存在ではあるのではないか?
もしそうではないにしても、リンディが彼女達をこの船に呼び寄せるのならば、それを利用しない手はない。
彼は頭の中で台本を書き換え始める。
もともと、彼の計画では、あの魔女と人形は使い捨てる予定であった。
ならば……それが一体であろうが二体であろうが、対して変わらない筈である。所詮は道具でしかないのだから。
なんと、簡単な話ではないか!
彼はニヤリと笑みを浮かべた。自分自身さぞかし邪悪な笑みを浮かべたことだろうと思っていた。
しかし、それは他人が見れば、所詮は小悪党の小ずるい引きつったような笑みでしかなかったのに、結果的に、最後まで気がつくことはなかったのである。
なのはとなつき達が転送の魔法陣によってアースラに運ばれたのは、丁度リンディたちが艦橋から退出した頃だった。
二人は、興味深げに、きょろきょろと周囲を見渡していた。
「すごいですねぇ」
何でも知っているように見えるなつきも、流石に最新鋭の次元航行艦の内装を目の当たりにして感嘆の言葉を口にした。
なのはは言葉も出ないようである。
「ほら、いくぞ」
クロノが声をかけ、なのは達の返事を待たずに歩き出した。
「あ、はいはい。行きますよ、なのは」
「うん……」
「どうしました?」
「ここって……?」
「たぶん、彼らの言うところの『アースラ』の艦内なのでしょう」
「あーすら?」
「えーっと、ユーノ君パスです」
「時空管理局の次元航行艦の事だよ」
なのはの疑問にユーノが答えた。
「じげん……こうこう?」
「簡単に言えば、いくつも存在する次元世界を自由に航行するための船、かな?」
「ちっとも、簡単じゃないかな……」
「えっとね……なのはが暮らしている世界のほかにもいくつもの世界があって、僕達の暮らす世界もそんな世界の一つで、その狭間を渡るのがこの船で、それぞれの世界で干渉するような出来事や事件を管理するのが彼ら、時空管理局なんだ」
「そうなんだ」
「そうだったんですねぇ」
「はぅ……なんでそこでなつきが頷いているのかなぁ」
「だって、詳細な話を聞くのは初めてですもん」
「ええ!?そうだったっけ!?」
「ええ」
「その割には、いかにも知っていますと言わんばかりに、彼と対応していたと思うんだけど」
「ああ、知ったかぶりですってば」
なつきのその言葉に、前を歩いていたクロノの身体がぐらりと傾いた。
「そうなの!?」
「まぁ、他にもちょっと色々ありましてね。予測は立てていました。ところで、なのは」
「なぁに?」
なつきは、右手を目の高さまであげた。その手をぎゅっと握っているなのはの手も一緒に目線の高さまであがる。
「さっきから、私の手を握りっぱなしなのですが、何故ですか?」
クロノが地球で転送の魔法陣を展開し始めた時からずっと。なのはの柔らかい手がなつきの手を握り締めていたのだった。
べつにいやだと言う訳でもないが、妙に力がこもっているような気がして、気になったのである。
「え、あ、あの……えっと……」
なのはがぽっと目元を赤くして視線をそらした。やましい事と言う訳でもなさそうだ。単に照れている、そんな感じのなのはの表情に、なつきは首を右に傾げて見せる。
「あ、べつにいやな訳じゃありませんけど……」
「あ、あのね!」
「は、はい!?」
「手を放すと……また、なつきちゃんが……いなくなっちゃうんじゃないかって……。また、なつきちゃんの事を忘れちゃうんじゃないかって……」
「え、えと……ああ、その、あの……」
もじもじと下をうつむいたままで、ぼそぼそと話すなのはに、こんどはなつきが困惑の表情を浮かべた。
そんな、困ったような表情のなつきに、なのははぱっと手を放して、両手をパタパタ振って見せた。
「あは、あはははは。そ、そんな事ないよね。なつきちゃんは此処にいるんだもん。もう、どこかにいなくなっちゃうなんて事は、ないよね」
「……」
ああ、なるほど。この少女の心痛はやはり自分に責任があるのだな、そうなつきは痛感した。そんな、あまりにも優しいなのはの心に、ちょっぴり涙が出そうになった。
だから、なつきは、なのはの頬に、先程までなのはに握り締められていた右手でそっと触れた。ちょっと恥ずかしいのか、なつきの頬はほんのりと赤くなっている。
「あ……」
「あったかい、ですか?」
「えと、うん……」
突然の事に驚いていたなのはも頬を赤く染めて、うっとりと目を閉じた。自分の手を、自分の頬に添えられたなつきの手に、そっと重ねた。
「私の手もあったかいですよ。なのははこの暖かさを信じる事ができませんか?」
「そ、そんな事はないよ!」
確かに、今此処で、なのははなつきの手の暖かさを感じている。
「だったら……私は、今、此処にいる。それが信じられませんか?」
「そんな事はないよ!」
これが夢である筈がない。その暖かさは現実以外の何者でもない。
「ですよね?だったら、私は貴女の前にいます。貴女の目の前にいます。もう二度と黙って貴女の目の前からいなくなったりはしませんよ」
「約束、してくれる?」
「はい、約束します」
「うん!」
なのはが満点の笑みを浮かべた。そして、なつきに抱きついてきた。ちょっと驚いたなつきだったが、そっと彼女の身体を抱きしめた。
「あったかい……」
「まったく……いつから貴女はこんなにも心配性になったのですか」
誰の所為だと思っているんだ、そうなのはは思ったけれど、なつきの暖かなぬくもりの中で、その抗議の声は彼女の中で小さくなり、やがては消えてしまった。
「あの……なのは、なつき?」
「ごほん!」
「ふぇ!?」
「はわわわわ!?」
戸惑ったようなユーノの声と、クロノの咳払いに自分たちの世界に入り込んでいた二人は慌てて、ぱっとその身体を放した。
「まったく、君達は艦内で一体全体何をしているんだ!」
「ご、ごめんなさい……」
「黙って見ているなんて……二人とも人が悪いです。後で特別料金を頂きますよ?」
ぷくっと頬を膨らませて、意地悪く言ってはいるが、なつきのそれは照れ隠し以外の何ものでもない。珍しく、誰から見てもバレバレな態度を見せるなつきだった。
だからクロノは苦笑をもらすだけにとどめて、その話題を打ち切った。
「君たちが勝手に始めたんだろうに……それから、バリアジャケットとデバイスは解除しても平気だよ」
「あれま、そう言えばそうですね。なのは」
「そっか、そうだね。それじゃ」
「アドラ、待機状態に」
【御意】
「レイジングハートも、ご苦労様」
【了解です】
二人の命令で、バリアジャケットが僅かなきらめきを残しながら消えた。二人の姿が私立聖祥大学付属小学校の制服姿に戻る。
「君も、元の姿に戻ってもいいんじゃないかな?」
クロノがユーノに向かって言う。
「ああ、そういえばそうですね。ずっとこの姿でいたから忘れていました」
ユーノの周囲に、緑色の光を放つ魔法陣が展開される。
「え?ふぇ?」
気がつけば、そこには、なのはやなつきと同年代ぐらいの少年が立っていた。
「なのはにこの姿をみせるのは久しぶりになるのかな?」
なのははプルプルと震える指で彼を指差していた。
「え、え、え、ふぇ、ふぇ?」
なつきがジェスチャーで、クロノに耳、耳、と、耳を押さえる様な仕草をしてみせる。ああ、とクロノが小さく頷き、彼も耳を手で塞いだ。
その後、アースラを揺るがすような絶叫が鳴り響くのだった。
とりえず、その絶叫をまともに受けた被害者は1名にとどまった、と、アースラの航海日記には記されていた。
と、言う事で、東壁堂です。
やっと、ヒューゴが悪役らしい行動をはじめました。
ただのモブだと思ったら(思っていない?)大間違いです。
まぁ、過去編でさんざん怪しい行動していたのだから
容易に想像できたのかもしれません。姓が違うのは入り婿だからw
一言でもいいから感想を書いてくださると、東壁堂の励みになったりします。
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