試合後、会場入り口で東日本大震災被災者救援の募金活動をするHIROYA(中)
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◇新日本キックボクシング
08年K−1甲子園優勝のHIROYA(19)が26日、東京・後楽園ホールで行われた新日本キックボクシングでトーマス中村(25)と対戦、プロ30戦目の中村をローキックなどで攻め立て判定勝ちした。09年10月26日以来の勝利。昨秋にプロ転向後、2戦目でプロ初勝利を挙げた。
立て直しを模索中のK−1が今後の日程を発表できない現状で選んだリングは新日本キックだった。1年5カ月ぶりの勝利に「内容については納得できないけど、勝ってひと安心。でも、これは始まりにすぎません」。
4月からは大学生。「総合格闘技の練習もしてみたい。自分に合っていると思ったら、キックと総合の両方をやっていきたい」と意向を表明。大震災の募金活動で知り合ったUFC戦士・秋山成勲に弟子入りの可能性もある。キックボクサーでジム経営者で大学生で総合格闘家。4足のわらじをはくHIROYAの挑戦が始まる。 (竹下陽二)
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