阪神・新井を強制休養　心身の疲労を考慮

　阪神の新井貴浩内野手（３４）が２６日、２日間の強制休養に入った。この日は負荷の高い練習は行わず、フリー打撃後はコーチの指示で早く練習を切り上げた。労組・プロ野球選手会会長として、セ・リーグ開幕問題に取り組んだ心身の疲労を考慮された形だ。

　「今日はもう、絶対上がれ、すぐ上がれと言われた」と苦笑いの新井貴。東日本大震災発生後、２５日の広島との練習試合まで、実戦７試合２４打席でヒットなし。チームの遠征にＮＰＢや文科省訪問などを挟み、この１０日間で東京、大阪、札幌、東京、広島と日本中を駆け巡った。「それとこれとは別ですから」と言うが、「今が一番底」とも語った。

　まずは心身ともにリフレッシュし、４月１２日の開幕に向けて仕上げていく。　（宮崎厚志）