佑　きょうロッテ戦先発　汚名返上を宣言

　汚名はすぐに返上する。２７日のロッテ戦（札幌ドーム）でプロ２度目の先発に臨む日本ハムの斎藤佑樹投手（２２）＝早大＝は２６日、「自分は先発としてまだ結果を出していない。早く結果がほしい」とキッパリ。３イニング９失点ＫＯされた２１日の阪神戦のリベンジを誓った。

　屈辱のマウンドが斎藤の闘志に火を付けた。初先発だった前回登板では被安打１３、「記憶にない」という１イニング８失点も喫した。「開幕も近づいてきてるし、打者のレベルも高くなっている。前回は完ぺきにとらえられたので、どう抑えるか。打たれて学ぶことも多いけど、抑えて学ぶことが今の自分には必要かなと思います」。キャンプ中の実戦から順風満帆に来ていた斎藤も、ここに来てプロのレベルを肌で感じさせられた。開幕まで約２週間余り。実戦モードに入った打者陣を抑えることが、自信にもつながると感じている。

　この日はキャッチボールやランニングなどで軽めの調整。練習試合も５回まで観戦した。ロッテ打線とは２月２６日のオープン戦以来の再戦となるが「前とは全然違う。甘いところは打ってきますね」と分析。前回は１イニング無失点だったが、それはあくまで調整段階でのこと。別物と考えて挑んでいくつもりだ。

　２７日は５イニングをメドに、阪神戦の７９球よりも若干球数を増やす予定。「これからは打たれないようにしたい」と斎藤。がむしゃらに結果を求め、スコアボードにゼロを並べてみせる。　（臼杵秀之）