【はじめに】
お風呂に入っているときに突然グラッときたら…、どうします? 裸というもっとも無防備な状態ということもあり、当然パニックになってしまいますよね。ここではお風呂で地震にあったときでも落ち着いて行動できるよう、正しい対処法を紹介します。
■ ポイント1:お風呂の中でドアを開け、揺れが落ち着くのを待つ
お風呂やトイレはスペースが狭い分、柱や壁がしっかりしていて、上から落ちてくるものも少ないので他の部屋にいるよりも安全だったりします。お風呂に入っているときに地震があったら、とにかく揺れがおさまるのを待ちましょう。
このとき、浴室に閉じ込められる事態を避けるために、少しだけドアを開けておきます。揺れがおさまるのを待っている間も、立っていると滑ってしまう可能性があるので、必ずしゃがむか座るようにしてください。
■ ポイント2:足元に危険がないか注意
揺れがおさまったらカミソリや鏡の破片などが落ちていないかを確認して、浴室を出てください。裸足ですので、じゅうぶんに注意しましょう。
■ポイント3:ガスの元栓や追い焚きの自動スイッチを切り、お湯は抜かない
浴室から出たら、ガスの元栓や追い焚きの自動スイッチを必ず切りましょう。これで火災を防ぐことができます。断水の可能性を考えて、浴槽のお湯は抜かずにそのままにしておいてください。断水の際、トイレや洗濯用の水として使えます。
■ポイント4:最悪の場合、避難後に服を着る
浴室から出てすぐは裸のままですが、最悪の場合、とにかく避難場所へいくことを優先しましょう。服を着ている間に2回目の揺れがきては大変です。バスタオルや毛布で体を包み、着替えの服も忘れずに持ってから避難しましょう。事態が落ち着いてから服を着ればいいのです。ただし、靴に関してはしっかりと歩けるものを履くようにしてください。
【おわりに】
リビングなどにいるときの避難方法は知っていても、お風呂にいるときはどうすればいいのかがわからない人は多いはず。「お風呂は意外に安全」ということを忘れずに、落ち着いて非難しましょう。
(著者/nanapiユーザー:yunico)