政治【東日本大震災】写真とメールが物語る、黙して語らぬ自衛隊員の姿+(3/3ページ)(2011.3.27 20:43

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【東日本大震災】
写真とメールが物語る、黙して語らぬ自衛隊員の姿

2011.3.27 20:43 (3/3ページ)
温かい食事は被災者に。自身は冷たい缶詰の食事をする隊員

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温かい食事は被災者に。自身は冷たい缶詰の食事をする隊員

 ■米軍支援も引き出す

 宮城県多賀城市の多賀城駐屯地では整然と並んだ陸自車両のタイヤが水に埋まった。車体には「災害派遣」の垂れ幕。地震発生を受け、出動しようと矢先を津波にのまれたのだ。いかに迅速に出動態勢をとるか。そんな訓練が徹底されている証しでもある。

 大規模支援を買って出た米軍を鼓舞させたのも、そんな自衛隊員の姿だった。

 《米軍は初めは様子見だったが、自衛隊が命をかけて任務を遂行するさまを見て本気になった》

 東京電力福島第1原子力発電所では被曝(ひばく)の恐怖に臆することもない。17日からの放水活動の口火を切ったのも自衛隊だった。直後に米軍が放射能被害管理などを専門とする部隊約450人の派遣準備に入ったと表明したのは、米側が自衛隊の「本気度」を確信したからだといわれる。

 ある隊員からこんなメールが届いた。

 《自衛隊にしかできないなら、危険を冒してでも黙々とやる》《国民を守る最後の砦。それが、われわれの思いだ》

 きょうも自衛隊員は被災者のそばにいる。

このニュースの写真

温かい食事は被災者に。自身は冷たい缶詰の食事をする隊員
被災者の遺体に手を合わせる隊員
災害派遣の準備を整えた直後に津波に襲われた車列

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