No Nukes (MUSE concert)。
March 21, 2011
中学生の時、デビッド・リンドレーが好きで、いつも聞いていたライブアルバムがある。
「No Nukes (MUSE concert)」だ。
MUSEとは、Musician United for Safe Energyの頭文字で、
直訳すれば「安全なエネルギーを求めるミュージシャン連合」のようなもので、
その時、スリーマイルの事故がまだよくわからなかったけど、
いま、再び聞くと、いまの僕らに必要な教えは、全部ここに入っていると思う。
だから、日本のMUSEコンサートを開催し、稼いだお金で原発周辺地の支援をしなければならない。
そうしなければ、震災地域以上に、あの地のあらゆる産業が何年も何十年も復興できないだろう。
これは、震災とは別の問題であり、その問題はなかなか可視化することはない。
個人的にはこの問題を発言できる若いアーティストが、どれくらいいるかで、この国の音楽の未来は決まると思っている。
なぜなら、ほとんどのアーティストは、体制には逆らいたくない、マスメディアに出られないと困ると思っているからで、
震災復興は声高々にしても、原発については黙認するのではないか? と危惧をする。
また、そろそろ国会がはじまるが、審議すべきひとつは早々のサマータイムの導入だろう。
スペインでは、もうじきサマータイムがはじまり、太陽光を有効に使える。
冗談っぽく聞こえるかもしれないが、シエスタの導入なども、いずれ検討し、
集中電力の分散をし、しかもピースなライフスタイルを考える必要があると真剣に思う。
そしてクリエイターは、あたらしいアイデアやライフスタイルの提言を、ドンドンすべきだ。
時代の先端にいることを自負している人は、
流行のファッションやデザインを考える時代ではないことは、時代の教えである。
いまこそ本領発揮し、誰に何を言われようが挑戦的クリエイションを生み出す時だ。
素晴らしいアイデアを、素早く皆で形にすることが、希望になる。
それが、日本の力だったはずであり、いまも再び強く求められている。