地方【東日本大震災】倒壊の信金支店から4千万円窃盗 気仙沼2011.3.22 18:55

[地方]ニュース

【東日本大震災】
倒壊の信金支店から4千万円窃盗 気仙沼

2011.3.22 18:55

 22日午前10時ごろ、宮城県気仙沼市松崎片浜の「気仙沼信用金庫」松岩支店の職員が「金庫から金が盗まれている」と気仙沼署に届けた。同署員が調べたところ、金庫から約4千万円が盗まれていた。同署が震災に乗じた窃盗事件として捜査している。

 同署によると、松岩支店は東日本大震災による津波で建物が損壊。金庫がある部屋の鉄製ドアの電子ロックが壊れていた。防犯カメラも作動していなかったが、ガードマンなどは立たせていなかったという。

 19日午前に職員が金庫内に金があることを確認したのが最後で、この職員は「カギはかかっていると思っていた。壊れていることには気づかなかった」と話しているという。

 22日午前9時半ごろ、施設内の片付けに訪れた職員が、金庫内から金がなくなっていることに気付いた。同署は3連休中に盗まれたとみている。盗まれたのは紙幣のみで、硬貨は残されていた。

 現場はJR松岩駅から約100メートルの住宅街だった地域。気仙沼市は22日昼までに490人の死亡が確認され、多くの建物が倒壊している。

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