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放送総局長会見 2011/1/19
 
新年度番組について
 
(日向放送総局長)
 総合テレビは週末の番組を刷新。土曜の朝では、「ニュース深読み」が8時15分からの「週刊ニュース」と合体し、75分版のワイドな「ニュース深読み」としてパワーアップ。1週間のニュースを振り返り、多角的に掘り下げる。また10時05分からは、ペットとの暮らしやガーデニングなど週末の暮らしを豊かにする情報番組「土曜マルシェ」。日曜朝は8時25分から、最新のトレンドを入り口に経済情報を届ける「サキどり」。土曜の夜は75分の特集枠を二つ設け、7時30分からはエンターテインメント性に富んだ番組「検索deゴー!とっておき世界遺産」、「ごきげん歌謡笑劇団」など、9時からは社会の課題に迫る骨太の番組や見ごたえのある番組「サンデル究極の選択」、「もしも明日・・・」などを放送する。平日夜は多様な世代を意識して、斬新な新番組、再登場番組を編成する。「仕事ハッケン伝」(木・後8:00)、「ディープピープル」(月・後10:00)、「アスリートの魂」(月・後10:55)、「タイムスクープハンター」(木・後10:00)など。
 教育テレビは“未来を志向する”チャンネルとして、“未来を生きる子どもたち”、“明日を担う若者”を対象に番組を充実していく。「大!天才てれびくん」(月〜木・後6:20)、「Rの法則」(水・後6:55)、「スクール Live Show」(金・後6:55)などの新番組で少年少女・ティーンズゾーンの時間帯を強化。そのほか、夜9時〜10時台の趣味・実用・教養番組ゾーンも、「さかのぼり日本史」(火・後10:00)や「100分de名著」(水・後10:00)などの新番組で知的好奇心を満たす。
 衛星放送は、新しい二つのチャンネルに生まれ変わる。
 BS1は、国際情報波としての魅力を視聴者に訴えるため、番組を全面的に刷新。朝6時台には「ワールドWave モーニング」(月〜土)、夕方5時台に「ほっと@アジア」(月〜金)、夜10時台には「ワールドWaveトゥナイト」(月〜金)、「地球テレビ100」(土)、そして夜11時台には「地球テレビ エル・ムンド」(月〜金)を新設。各時間帯ごとに、インターネットを活用した高画質の海外中継も取り込むなど、番組内容の充実を図る。
 BSプレミアムは、“本物志向の教養・娯楽波”として、40〜50代を中心とした視聴者に向け、「紀行」「自然」「美術」「歴史」「宇宙」「音楽」「シアター」という7つの分野の番組を核に、ドラマや映画なども含めた多彩な番組をお送りする。平日ゴールデンタイムに、7つの分野の基幹番組を編成し、「たけしアート☆ビート」(水・後8:00)や「コズミック フロント〜発見!驚異の大宇宙〜」(火・後9:00)、「BS歴史館」(金・後9:00)、「らいじんぐ産 〜追跡!にっぽん産業史〜」(木・後10:00)などを新設。週末には大型番組を編成。「BS時代劇」(日・後6:45)や「ショータイム」(土・後8:30)を新設する。夜10〜11時台には、映画や海外連続ドラマ、アニメなどを編成。夜10時台の「BSシネマ」を拡充し、海外連続ドラマは、イ・ビョンフン監督最新作「トンイ」(日・後9:00)を新設するなど、話題作を取り上げていく。また、平日朝7時台に、視聴習慣の定着を目指したデイリー番組を編成。「宇宙からウェイクアップコール」(月〜金・前7:00)、「世界の名峰 グレートサミッツ エピソード100」(月〜金・前7:05)など。
 ラジオ第1では、ホームページと連動した若者向け番組「カケダセ!」(土・前9:05)、「みんなで科学 ラボラジオ」(最終土曜・前9:05)などを新設。FMでは、平日深夜にコアなファン向けの音楽番組「とことん○○」(火〜土・前0:00)を新設する。
 
 
NHKスペシャル「無縁社会〜“無縁”から“結縁”へ〜」について
 
(今井放送副総局長)
 去年1月の「NHKスペシャル」をはじめ、「無縁社会」の放送から1年たち、“無縁”となる人たちは高齢者だけでなく、すさまじい勢いで低年齢化し、日本列島に無縁社会が広がっている。また、「無縁社会」の放送を見てNHKに寄せられた1万件を超える声の多くも、20代から50代の現役世代からで、未婚、離婚、失業など人間関係の希薄化が、この世代を無縁社会に引きずり込むきっかけになっている。NHKスペシャル「無縁社会〜“無縁”から“結縁”へ〜」(2/11・総合・後7:30)では、無縁化した人たちが、再び社会とつながるためのさまざまな試みを通じて、無縁社会を乗り越える処方箋は何か、解決の道筋を模索する。また、これを受け「日本の、これから どうする?無縁社会」(仮)(2/12・総合・後9:00)で、今から始められる対応策を、スタジオに招いたおよそ30人の市民と議論しながら考えていく。そのほか、2月第2週には、「ニュースウオッチ9」などのニュース番組でも無縁社会の新たな断面に迫るリポートを放送する。


 
特集ドラマ「風をあつめて」
 
(黒木放送副総局長)
 
特集ドラマ「風をあつめて」(2/11・総合・前8:20)は、熊本を舞台に、ふたりの福山型筋ジストロフィーの娘と向かい合いながら、いつしか幼い命に自分たちが生かされていることを知る夫婦の姿を描いた、実話に基づく単発ドラマ。これは、NHK厚生文化事業団主催のNHK障害福祉賞が、今年度で45回目となるのを記念して、過去の優秀作の中から第31回(1996年)で最優秀賞を受賞した「私たち夫婦の普通の家庭」(浦上誠著)をドラマ化したもの。
 
 
2月の衛星放送について
 
(黒木副総局長)
 BShiでは、2月5日から、ケン・フォレットの世界的ベストセラー小説「ダークエイジ・ロマン 大聖堂」の海外ドラマを放送(土・後10:00・全8回)。ハリウッドの巨匠リドリー・スコットの製作総指揮で初の映像化。12世紀イングランドの大聖堂建築を軸に壮大なスケールで描く。ドナルド・サザーランドやイアン・マクシェーンら実力派俳優陣が共演。
 また、プレミアム8では、3代続けて業績をあげ、日本の近現代史に大きな足跡を残した3家族のドキュメンタリー・ドラマ「トライ・エイジ 〜三世代の挑戦〜」を放送。3世代にわたる3つの家族のストーリーを紹介。また、3世代の親・子・孫を1人の俳優が演じる。100年以上にわたる家族のストーリーをどう演じ分けるのか、俳優の熱演も見どころの一つ。第1回「鉄道技術を極めた家族 〜島家の物語〜」(2/3・後8:00)、出演・緒形直人、加藤剛。第2回「日本語を一つに!標準語の制定に尽力した家族〜金田一家の物語〜」(2/10・後8:00)、出演・田中圭。第3回「アジアに緑をもたらした家族 〜杉山家の物語〜」(2/17・後8:00)、出演・高橋和也。

(衛星放送センター 小谷チーフ・プロデューサー)
 ハイビジョン特集「白球〜選手たちは海を渡った〜」(2/6・BShi・後10:45)は、「野球」を舞台に日本と韓国の過去の歩みと未来を見つめる。物語の軸となるのは韓国野球界で「野神」と呼ばれるキム・ソングン監督(金星根)。京都で生まれた在日韓国人2世。彼の率いる韓国球団の2010年シーズンを追いながら、戦前、戦中、戦後の多くが語られなかった日韓を行交った野球人たちの心の叫びを淡々と映し出していく。張本勲氏らが出演。
 
 
NHKオンデマンドの年末年始の動向
 
(日向総局長)
 NHKオンデマンドは、22年度第3四半期(10月〜12月)、総売り上げ1億4176万円を達成、前年同期比89%増。また、12月1日からパソコンとひかりTVで「特選見放題パック」のサービスを開始し、購入数は、12月末には5600件、1月17日現在で8037件に達した。その結果、12月の「特選ライブラリー」の視聴数は、11月の3.5倍の24万6000となり「見逃し番組」の視聴数の25万6000と、ほぼ並んだ。この勢いは1月に入っても続き、17日現在、19万2000となり、NHKオンデマンドの史上初めて、「特選」の視聴数が、「見逃し」の17万7000を超える結果となり、新サービスの開始で、より多くの番組が視聴される新たな段階になった。
 
 
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