会見の手話通訳
テーマ:ニュースな記事しばらく、ブログをお休みしていた。
あの災害後に、のんきなブログをアップし続ける勇気も、また意欲も持ちあわせず、
こんなB子のブログごときに無駄な電気と携帯の回線を皆さんにも使わせまいと、自粛状態でした。
震災発生後、首相官邸の会見にいつも通り、そして予想通り、手話通訳がついておらず、いらいらした。
そして、ようやくついたが、、、そのいらいらはおさまらない。
つけりゃゃ、いいって思ってんのか!!!
もちろん同じ商売同士、批判は良くない。
特に、あのような状況で手話通訳をすること自体、大きなプレッシャーがあるのだから、テレビの前でのんきにみている暇人手話通訳者とは違うのだ。
しかし・・・しかしだ。
語尾が「ある」「ある」「ある」と終わってばかりで、それが過去のことなのか、現在進行していることなのか、はたまた今後のことなのか、表現されていないことが、あまりにも多い。
政府の方へ
一度、これまでの会見の録画VTRを バックトランスレーション(再通訳)させてみてください。
どれだけの情報が伝わっているのか、何人かの聴覚障害者を被験者にして、実験してみてください。
被験者には、必ず「ろう者」と言われ、普段手話のみ使っている人を入れてください。
その後、文字情報(同時パソコン通訳)の必要性と言語としての手話通訳について、新たに知ることになるでしょう。
そして、障害者権利条約成立したら、確実に大問題になりますよ。
あの情報保障では、正しい情報が伝わらなかったから、避難できなかったとか、必ず出てきます。
(今でもその状況は起きているはずですが・・・)
ちなみにこの実験をするならば、安易に大きな団体に依頼しないでください。
結局、どこの団体も理事の方は、日本語もお出来になる方が多くいらっしゃいますから、そのような方のみが被験者になりそうだし、そうなったら、偏った結果になってしまいますからね。
ということで、先日B子がアナウンスしたニコニコ動画での日本手話ニュースは意味があると思うのですが、
どうやら、上の組織では超大大大大問題視しているようですね。
勝手にそんなことやるな、、こっちもちゃんとやってるのに、何ちゃちゃいれてんだ!!ってことなんですかね?
NHK手話ニュースや、目で聴くテレビがあるのに、そして首相官邸の手話通訳もきちんと入れたのに、なんでそんな勝手な放送を!ということかしら?
つまり、ろう者には、選択肢少なく、そして検閲した情報を与え続けてればいいっていうふうに見えちゃうんだよなぁ。
ま、こういうのは、ろう者自身がNoを 表明しないとムーブメントにはならないのですが。
以前から言っているように、パワハラの構造がある世界では、おかみに Noは言いづらいですし・・・。
以上、政府の関係者が読んでくれることを期待して・・・
そして早く被災地に充分な薬や食料、生活用品が届きますように。
1 ■選択肢
今回の放送にスタッフとして携わっています。そんな大問題になっているとは知りませんでした。聴覚障害者向けの情報の選択肢が増えることは、大変有意義な事だという思いで参加させていただいてます。聴者だってチャンネルを回しながらいろんな局のニュースを見たり、ラジオやネットから情報を得ながら生活しています。反対?されている方たちにも聴覚障害者の選択肢が増えたことを素直に喜んで欲しいです。