政治【政論】「引きこもり」首相 震災後2週間ぶら下がり取材を拒否 指揮官の自覚は?+(3/3ページ)(2011.3.24 21:09

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【政論】
「引きこもり」首相 震災後2週間ぶら下がり取材を拒否 指揮官の自覚は?

2011.3.24 21:09 (3/3ページ)
防災服姿で首相官邸に入る菅直人首相。説明責任を果たす考えはあるのだろうか=24日午前

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防災服姿で首相官邸に入る菅直人首相。説明責任を果たす考えはあるのだろうか=24日午前

 それでいて陰で現場にあれこれと口出しし「東電のばか野郎が!」などと怒鳴り散らす。あげく来客に「東日本がつぶれることも想定しなければならない」と不用意に語り、風評被害を広めてしまった。

 枝野氏は24日の記者会見で首相が取材に応じない理由をこう説明した。

 「政府として目の前で対応しなければいけない案件を最優先せざるを得ない。ぶら下がり取材、記者会見に対応する時間的余裕をどのタイミングでつくれるかは検討模索している」

 これで納得する国民は誰もいないはずだ。首相は23日は午後9時24分、24日は午後9時7分に公邸に帰った。5分間のぶら下がり取材に応じる時間的余裕がないという理屈は通らない。

 ある政府関係者は、最高指揮官の類型として(1)有能有為(2)無能無為(3)有能無為(4)無能有為-の4パターンを挙げ、こう言い切った。

 「首相がどれに当てはまるかもう分かるだろう。無能なのに、できもしないことをやろうとする無能有為型だよ…」

 未曽有の国難に直面した今、首相の唯一の得意技である「逃げ」と「思いつき」はもはや通用しない。

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