政治【政論】「引きこもり」首相 震災後2週間ぶら下がり取材を拒否 指揮官の自覚は?+(2/3ページ)(2011.3.24 21:09

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【政論】
「引きこもり」首相 震災後2週間ぶら下がり取材を拒否 指揮官の自覚は?

2011.3.24 21:09 (2/3ページ)
防災服姿で首相官邸に入る菅直人首相。説明責任を果たす考えはあるのだろうか=24日午前

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防災服姿で首相官邸に入る菅直人首相。説明責任を果たす考えはあるのだろうか=24日午前

 首相に被災地視察をすべきだと言っているわけではない。そもそも12日の東京電力福島第1原子力発電所の視察が事態収拾に役立ったとは誰も思っていない。21日の被災地視察は悪天候で断念したが、この時は官邸スタッフも「首相が行っても誰もありがたいとは思わない」と漏らした。警備などで手をわずらわせるだけだからだ。

 首相ならばどこで指揮を執っていようが、国民の不安を打ち消し、被災者を勇気づけ、復興に向けて奮い立たせるような言葉を発することはできるはずだ。

 ところが、首相は13日の「国民へのメッセージ」では涙ぐみながら「果たしてこの危機を私たち日本人が乗り越えていくことができるかどうか」と不安を助長させた。18日には「私も決死の覚悟で努力を尽くしている」と陶酔と自己弁護を繰り返した。

 しかも首相は震災のドサクサに紛れて参院で問責決議を受けた民主党の仙谷由人代表代行を官房副長官として政府中枢に復活させた。自民党の谷垣禎一総裁にも入閣を要請した。

 いずれも重大な政治判断のはずだが国民への説明は一切ない。福島県産野菜の「摂取制限」指示のように国民生活に直結した事案でも枝野幸男官房長官に説明を丸投げした。

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