政治【統一地方選】震災選挙も民主逆風に変わりなし 原発対応などで世間冷ややか+(1/3ページ)(2011.3.26 22:18

[政治]ニュース トピック:選挙

  • メッセ
  • 印刷

【統一地方選】
震災選挙も民主逆風に変わりなし 原発対応などで世間冷ややか

2011.3.26 22:18 (1/3ページ)

 12都道県知事選が24日に告示され、統一地方選が幕を開けたが、民主党への逆風はなお強い。東日本大震災により、一時は党勢を盛り返すとの見方もあったが、被災地救援活動や東京電力福島第1原子力発電所事故への政府対応の不手際により世間の見方はより冷ややかとなっているからだ。もはや民主党の退潮傾向は止めようがないのか-。

(松本浩史、森山昌秀)

 ■「震災対策に全力」

 「知事選は特定の候補を推薦することなく、党は政府と一体となり、震災対策に全力を傾注したい」

 知事選告示2日前の22日。国会内で開かれた民主党常任幹事会で石井一選対委員長は、都知事選で独自候補擁立の断念を余儀なくされたことに言及した上で選挙戦よりも震災対策を優先させるべきだとの考えを表明した。事実上の「不戦敗宣言」ともいえる。

 民主若手はため息交じりにこう言った。「擁立できなかった言い訳に震災対策を使ったと悪口を言われないようにしなければ…」

 石井氏ら執行部は都知事選での独自候補擁立にこだわった。全国的な党勢低迷を受け、他の知事選のほとんどは「相乗り」だけに「首相のおひざ元である都知事選だけでも」と粘ったが、結局は有力候補を担ぎ出すことができなかった。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital