★電気コタツ誕生秘話。
昭和30年代、電気コタツを発明・開発したのは、KNB先々代社長・横山良一だった。
「発明家」と「発明した瞬間」をクローズアップし、偉人たちが持つ“未来への創造力”を再現ドラマ化する<シアター創造堂>。
今回は、「電気コタツ誕生物語」。
昭和30年代、高度成長期を目前に、電気コタツは企業の開発室の中ではなく、北陸の発明王こと横山良一の自宅で開発された・・・。
昭和31年 富山市
冬の団欒にはコタツが一番。孫の哲夫(鈴木励和)がコタツに頭を突っ込むのを“火の神様が怒る”としかる四郎右衛門(石田太郎)。当時のコタツは練炭などをいれた火鉢を中に置いた“置きゴタツ”や、床を掘り足元に炭を置いた“掘りゴタツ”など。コタツの中を炭の炎が照らし、ぬくもりを感じさせた。しかし、冬が来るたびに一酸化炭素中毒などが多発。事故による死者が毎年100人を下らなかった。“合理化”が口癖の良一(国広富之)は「炬燵だって電化すれば死亡事故なんておきない」と主張。良一は「魚自動両面焼き機」や「ジェット水流式自動風呂沸かし機」など、自宅で使うためのちょっと便利な数々の機器を考案していた。日本の進むべき道は“電化” “合理化” “自動化”だと信じる良一は、安全で合理的なコタツを目指し開発に取り掛かかる―。
<MC>木梨憲武、西尾由佳理 (日本テレビアナウンサー)
<ゲスト>泉谷しげる、大沢あかね
|