(CNN) 東京電力の福島第一原子力発電所事故で、経済産業省原子力安全・保安院は26日、同原発近くの海水から安全基準の1250倍以上の放射性物質が検出されたと発表した。
検出されたのはヨウ素で、同原発近くの海水からはこれまでも高い量の放射性物質が見つかっているが、今回の数値はこれをはるかに上回る水準となっている。東京電力は、大気への放出や雨の影響とは考えにくいことから放射性物質に汚染された水が直接海に流れ出している可能性もあるとしている。
原子力安全・保安院によると、今回検出された濃度の水を飲むのはガン発病を招く恐れもあり危険だが、太平洋の海洋生態への影響は放射性物質が希釈され拡散することから比較的最小限になる可能性があると説明している。
文部科学省の公式サイトによると、同原発から数キロの沖合での測定値は比較的低レベルとなっている。
ただ、周辺海域での漁業に影響するとの懸念も生まれている。