事件【放射能漏れ】原発“頭脳”復旧急ぐ 給水ポンプの復旧にもめど+(2/2ページ)(2011.3.22 21:55

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【放射能漏れ】
原発“頭脳”復旧急ぐ 給水ポンプの復旧にもめど

2011.3.22 21:55 (2/2ページ)
機能不全のままの福島第1原発3号機の中央制御室=2010年9月(東京電力提供) 

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機能不全のままの福島第1原発3号機の中央制御室=2010年9月(東京電力提供) 

 現在は、放射線量が高く作業員が常駐できない状態にあるが、放射性物質を吸着する空調も備えられており、動き出せば作業員が長時間滞在できるようになる可能性がある。東電は中央制御室の復旧を「原子炉の冷温停止に向けた大きな一歩」と位置付ける。

 一方、2、4号機では、「補給水系」と呼ばれ、原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールに冷却用水を供給するシステムの復旧を急いでいる。電源復旧で、建屋のそばにある半地下の「復水タンク」から真水をくみ上げて原子炉などに注入できるめどが立ちつつある。

 現在は消防ポンプや外部からの放水で水を供給しているが、長時間にわたり安定的には給水できないため、復旧すれば、安定化に大きく前進する。さらにその後は水を循環させ、海水との熱交換で冷やす冷却機能の復旧を目指す。

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機能不全のままの福島第1原発3号機の中央制御室=2010年9月(東京電力提供) 
東京電力福島第1原発3号機の中央制御室=2010年9月、福島県大熊町(東京電力提供)

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