福島第一原発の3号機で作業員3人が被ばくした事故について、東京電力は、事前に水たまりで高い濃度の放射性物質が出ている可能性を把握しながらも、この3人に危険性を知らせてなかったという認識を示しました。

 東京電力の会見:「(1号機の情報を)各現場で作業している皆さんに注意喚起していれば、今回の被ばくは防げたのではないかと思っている。反省している」
 東京電力は、3人の作業員が3号機の作業で被ばくする前に1号機の水たまりについてすでに調査をしていて、高い濃度の放射性物質が含まれている情報を得ていました。同じ構造の3号機でも水に高い濃度の放射性物質が含まれている可能性がありましたが、3人の作業員に事前に水たまりの危険性を知らせていませんでした。東京電力は会見で、情報共有のあり方が甘かったことを認めています。

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