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'11/3/26

音戸と倉橋のバイパス開通へ

 呉市音戸町と倉橋町を結ぶ国道487号藤脇(ふじのわき)バイパスと県道音戸倉橋線釣士田(りょうしだ)バイパスが30日、開通する。車の離合も困難な道幅の狭い区間を迂回(うかい)できるようになり、住民は「呉や江田島との行き来が便利になる」と歓迎している。27日には記念ウオーキングもある。

 両バイパスは音戸、倉橋の両町の境目に新設する藤脇交差点で接続する。総延長は約2・7キロ。片側1車線で幅は約10〜11メートル。いずれも広島県が建設し、総事業費は計約80億円。

 藤脇、釣士田の両地区は呉や江田島と行き来する車が多く通る。だが国道は約200メートル、県道も約600メートルにわたって幅約4〜5メートルの区間があり、大型の車は離合が難しい。住宅密集地のため歩行者も多いが、中央線や歩道もなく危険な状況だった。

 旧音戸、倉橋両町が20年以上前から県に改善を要望していた。県は、住宅密集地のため道路の拡張は難しいとしてバイパス建設を決め、1988年から事業を進めていた。

 ウオーキングは午前10時15分から午後0時半まで。両町のまちづくり協議会などが主催し、バイパスを自由に歩いてもらう。音戸ちりめんや倉橋産のトマトなどが並ぶ朝市や飲食コーナーも設ける。

【写真説明】30日に開通する藤脇バイパス(交差点手前)と釣士田バイパス(同奥)



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